N side ページ13
「りぃだぁ〜！！もう大丈夫なの〜！？」
部屋に入るや否や、相葉さんが大野さんに抱きついていった。
「わぁ！相葉ちゃ…！ふふ、もう大丈夫、ありがとう」
笑って答えてるけど、聞き逃さなかったよ。少なくとも俺は。
相葉さんが、どんっ、て大野さんに抱きついた時に「んっ」って小さく漏らして、顔をしかめたこと。
痛いんでしょ。もう…無理すんなって言ってんのに。
「まだ少し時間かかるの？」
大野さんに言ったって本当のこと言わないだろうし、翔さんに聞く。
「本人は大丈夫だって言うんだけど。見ての通り全然大丈夫じゃないんだよね。多分、結構かかると思う」
「そっか。まぁ、ゆっくり治せばいいよ」
「うん、そうだね」
後ろにいたJが俺の肩から顔を覗かせた。
「あのさ、翔さん。ちょっといいかな」
「うん、何？」
大野さんに聞かれたくない話らしく、Jは相葉さんに振り回されてる大野さんを一瞥した。
すぐそれを察知する翔さん。
「あ、分かった。ねぇ、智」
「ん？何？」
「ちょっと松潤と話ししてくるから、ここにいてね？ニノと相葉くんがいるから」
「うん、分かった。行ってらっしゃい」
ちょっと寂しそうな顔したけど、すぐに平気な顔して手を振って見送ってた。
2人が出て行くのを確認して、また暴れ出す相葉さん。
「相葉さん、落ち着いて。大野さん疲れてるの。まだ完全に治ったわけじゃないんですよ」
「あ、あぁ、そっか！ごめん、りぃだぁ。ゆっくり休んで？」
やっと落ち着いた。
「ん？うん、別に大丈夫だよ？」
いやいや、さっきから肩で息してる奴が大丈夫なわけないでしょ。
「あんたの大丈夫は当てになんないの、寝転んで」
慎重に触ったつもりだったんだけど、傷口に手が当たっちゃったみたい。
「いっ！！」
「あっ！ごめん…大丈夫…？」
「んふふ、大丈夫大丈夫、ごめんね」
んふ、って…。
「早く治るといいね…。自分で寝転べる？」
「うん」
ゆっくりゆっくり、慎重に寝転んでた。
「ねぇ、ニノ」
小声で言ってくる。
「ん？」
「りぃだぁ、まだ全然治ってないじゃん」
……。
まだこんなこと言ってんのかよ、こいつ…(笑)
本当、天然と言うか、鈍感と言うか…。
まぁ、このバカに何回も笑わせてもらってるんだけど…(笑)
大野さんも、俺も。
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ほっぺ大福(プロフ) - 美唯さん» 今年もよろしくお願いします(*^^*)もうすぐ移行となりますが、良かったら読んでやって下さい！ (2016年1月2日 17時) (
レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - あけましておめでとうございます(笑)また続き楽しみにしてますね(笑) (2016年1月1日 8時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
ほっぺ大福(プロフ) - 羅瑠亜さん» ありがとうございます(*^^*) 一応受験生なもので…(-_-;)更新遅くなるかも知れませんが、これからもよろしくお願いします！！ (2015年12月12日 22時) (レス) id: 3fb09271d5 (このIDを非表示/違反報告)
羅瑠亜(プロフ) - 一気に読んでしまいました。とても面白かったです。勉学に小説に...とお疲れ様です＾＾応援しています。 (2015年12月12日 12時) (レス) id: 56711be44c (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 智くん大丈夫かな…？｡続き楽しみにしてますね(笑) (2015年12月9日 16時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2015年12月4日 15時
