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「何の用だよ。仕事中なの分かんねえのか」
『ふふっ、そんなに怒んないの。そう言うとこ、ほんっと昔のままね』
「そんなこと確認するために電話してきたんじゃねぇだろ。さっさと済ませろよ、こっちは忙しいんだから」
オフィスの外、忙しそうに行き交う車を睨み付けながらせわしなく貧乏揺すりして電話してる俺は、はたから見れば明らかにヤバそうな奴だと思う。
ただ、俺と別れた途端電話番号を変えて、バッサリ関係を絶ってきたくせに突然今になって電話なんて......。
イライラするのも当然だ。
でも、次の美咲の一言で俺の怒りはマックスに達した。
『アンタの恋人さん、とってもいい人なのねぇ。可愛いし、惚れちゃうのも分かるわ』
「......お前、智くんに会ったのか」
......多少の動揺もあったかも知れない。携帯を持つ手が震えた。
何でかは分からなかったけど、イヤな予感が、美咲は彼とは絶対に会わせてはいけないような、そんな気がしてならなかった。
俺が知らない間に、智くんが、美咲と――
どう考えてもいい方向に転ぶ気がしない。
俺にとっても智くんにとっても、
美咲にとってもだ。
「おい、どう言うつもりだよ。いつどこで会った。智くんに何をしたんだよ!」
俺だけがイライラして、美咲は相変わらず余裕ぶっているのにもまた腹が立つ。
『だから〜そんなに怒んないの。今お別れして帰ってるとこよ。アンタの友達だって言ったら快く家に入れてくれたわ。あぁ、心配しなくても大丈夫よ、櫻井くんはとってもいい人だからこれからもよろしくねって言っただけだから』
くそ、誰も家に入れちゃだめだって言ったのに。俺の友達って聞いて信用したな......。
『あ、じゃあ私切るわね。仕事が忙しいのにわざわざごめんなさいね』
迎えの車でも来たのか、早口でそれだけ言って一方的に切っていった。
智くん......。
このまま仕事になんて戻れるわけがない。
「もしもし、二宮くん？ごめん、ちょっと帰んなきゃいけない用事ができちゃってさ。うん。ごめん、伝えといてもらえるかな。俺からも後で会社には電話しとくから。うん。ありがとう、よろしく」
きっとこんな時間に帰ってきたら、智くんビックリするだろうな。なんて考えながら、愛しい人の待つ家に急いだ。
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あっちゃん(プロフ) - お久しぶりです。1年ぶりでしたか。←自分自身もあわただしくしてしたのでそんなに気にならなかったですよ。また更新してくださるのをお待ちしてます。 (2021年1月14日 15時) (
レス) id: 178db8b66c (このIDを非表示/違反報告)
あつこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。ほっぺ大福さんのペースでゆっくり更新してくださいね♪ゆっくりお待ちしてます♪ (2021年1月14日 1時) (レス) id: c34a7bdbe3 (このIDを非表示/違反報告)
よこ□(プロフ) - はじめまして！ほっぺ大福さんの書かれる小説大好きです。お体の優れないなか更新して下さりありがとうございます。また、お話しして下さりありがとうございます。いつまででも待ってますので(´；ω；`)お体を第一に。無理なさらずにして下さい。応援しています。 (2019年7月13日 0時) (レス) id: 86e0ea9385 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - はじめまして。体調の優れないなかでの更新ありがとうございます。無理なさらないでくださいね。いつまでも気長に待ちますので… 。お元気になられることをお祈りしています。 (2019年7月12日 15時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka3104(プロフ) - はじめまして。体調が優れない中更新ありがとうございます。作品ごと消えてしまうなんて悲しいこと言わないで！どんなに間が空いても気長に待ってます。体調見ながらでいいですのでお願いします。お大事してください。 (2019年7月12日 10時) (レス) id: 72dafea14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2018年6月27日 0時
