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なんで、いつこんな物を。
朝ポストを覗いた時は何も無かった。俺が出かけてからか。
いや、ポストの中に入れたなら智くんは気付かない。
｢智くん。これ、どこから拾ってきたの｣
俺からの返事を待つ智くんに、逆に質問で返してしまうのは申し訳なかった。けれど、ごめん。今はそれどころじゃないかも知れない。
俺が智くんを大事にしているのは、今もこれからも、絶対に変わらないんだから。
｢これは、げんかんに座ってたら、ドアの下から入ってきて。ぼく、むずかしいカンジは読めないけど、しょうくんの名前は、わかるから｣
躊躇いがちにそう言われて、小さな頭を抱き締める。脳髄が沸騰しそうなぐらい憤っていたけど、それは俺の問題であって智くんには関係ない。怒りで震える手に力を込めて、ゆっくり大きく深呼吸した。
誰がやったのかは、分かっている。でもいちいち連絡をするつもりはない。今アイツの声を聞いて、それでも冷静でいられる自信がない。
｢いい？よく聞いて。これは前に言ったあの怖い人がやったイタズラだよ。分かった？気にしちゃいけないんだよ｣
必死になってまくし立てるのが、なんだか言い訳してるみたいでダサくておかしくて、自分でも情けないし馬鹿馬鹿しい。
｢さっ、晩ご飯にしようか！今日も智くんの大好きなコロッケ買ってきたからね、一緒に食べよう｣
いつもなら、ここで一気に元気になってくれるのに。今日は床に座りこんだまま、眉を下げて俺を見上げていた。
ここ数日、自分の事でいっぱいいっぱいで、周りをちっとも見れていなかったんだろう。智くんが欲しかった言葉はきっと、こんなんじゃなかった。それも分かってたはずなのに。
子供扱いする反面、智くんに寄りかかってるところもあって。俺が、智くんの一番の理解者でいなきゃいけないと思っていたのはいつだったか。忘れていたわけじゃない、はず。だけれど。でも。
結局俺は、自分勝手な理由で、智くんの精一杯の問いかけには答えられなかった。
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あっちゃん(プロフ) - お久しぶりです。1年ぶりでしたか。←自分自身もあわただしくしてしたのでそんなに気にならなかったですよ。また更新してくださるのをお待ちしてます。 (2021年1月14日 15時) (
レス) id: 178db8b66c (このIDを非表示/違反報告)
あつこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。ほっぺ大福さんのペースでゆっくり更新してくださいね♪ゆっくりお待ちしてます♪ (2021年1月14日 1時) (レス) id: c34a7bdbe3 (このIDを非表示/違反報告)
よこ□(プロフ) - はじめまして！ほっぺ大福さんの書かれる小説大好きです。お体の優れないなか更新して下さりありがとうございます。また、お話しして下さりありがとうございます。いつまででも待ってますので(´；ω；`)お体を第一に。無理なさらずにして下さい。応援しています。 (2019年7月13日 0時) (レス) id: 86e0ea9385 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - はじめまして。体調の優れないなかでの更新ありがとうございます。無理なさらないでくださいね。いつまでも気長に待ちますので… 。お元気になられることをお祈りしています。 (2019年7月12日 15時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka3104(プロフ) - はじめまして。体調が優れない中更新ありがとうございます。作品ごと消えてしまうなんて悲しいこと言わないで！どんなに間が空いても気長に待ってます。体調見ながらでいいですのでお願いします。お大事してください。 (2019年7月12日 10時) (レス) id: 72dafea14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2018年6月27日 0時
