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「落としたら割れちゃうから、気を付けて持ってね。大丈夫？」
「うんっ！ありがとう、しょうくん」
「うん、じゃあ部屋に戻ろうか」
ロビーの奥にある自動販売機でコーヒー牛乳を買い、部屋に戻ろうとする時、俺達がここに来る時からロビーにいた数人のグループの1人がこちらをじっと見ているのに気が付いた。
が、あの人も智くんに魅かれているのだろう。なんて誇らしくなり、少し自慢げに彼の手を引いてこれみよがしにエレベーターに乗り込んだ。
「こーひーぎゅーにゅー、しょうくんがいつも作ってくれる『かふぇおれ』と同じイロだねぇ」
「はははっ、そうだね。でも、俺が作るカフェオレよりもっと美味しいよ？部屋でゆっくり飲もうね、楽しみだね」
「うん！！」
俺達の声だけが響くエレベーターがピンッと鳴って俺達の部屋の階で止まる。部屋の鍵をポケットから出して中に入ろうとした時。
「ちょっと」
この声にギクッとして、大げさに体が跳ねた。
忘れようとして、でも忘れられなくて、そして絶対にもう会っちゃいけない人の......。
振り返った先にいたのは。
「美咲......」
数か月前に別れを告げられたばかりの、元カノだったのだ。
明かに不機嫌そうな彼女と、パニックでなかなか次の行動に移れない俺。そして何が起こっているのか分からずきょとんとしている智くん。
心臓が音を立てているのが分かった。変な汗が背中を流れる。このいたたまれない空気を何とかしなければ。
そして、彼女の怒りの矛先が智くんに向けられることだけは絶対に避けなければならない。
「智くん。先に中に入ってて。俺の分のコーヒー牛乳も飲んでくれて構わないから。眠くなったら寝てもいいからね」
鍵を開けて、自分の牛乳瓶も渡して中に促す。訳も分からず、でも素直に黙って中に入っていく智くんは、少し涙目になっているようにも見えた。
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あっちゃん(プロフ) - お久しぶりです。1年ぶりでしたか。←自分自身もあわただしくしてしたのでそんなに気にならなかったですよ。また更新してくださるのをお待ちしてます。 (2021年1月14日 15時) (
レス) id: 178db8b66c (このIDを非表示/違反報告)
あつこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。ほっぺ大福さんのペースでゆっくり更新してくださいね♪ゆっくりお待ちしてます♪ (2021年1月14日 1時) (レス) id: c34a7bdbe3 (このIDを非表示/違反報告)
よこ□(プロフ) - はじめまして！ほっぺ大福さんの書かれる小説大好きです。お体の優れないなか更新して下さりありがとうございます。また、お話しして下さりありがとうございます。いつまででも待ってますので(´；ω；`)お体を第一に。無理なさらずにして下さい。応援しています。 (2019年7月13日 0時) (レス) id: 86e0ea9385 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - はじめまして。体調の優れないなかでの更新ありがとうございます。無理なさらないでくださいね。いつまでも気長に待ちますので… 。お元気になられることをお祈りしています。 (2019年7月12日 15時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka3104(プロフ) - はじめまして。体調が優れない中更新ありがとうございます。作品ごと消えてしまうなんて悲しいこと言わないで！どんなに間が空いても気長に待ってます。体調見ながらでいいですのでお願いします。お大事してください。 (2019年7月12日 10時) (レス) id: 72dafea14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ大福 | 作成日時：2018年6月27日 0時
