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俺はきょもがいるであろう想い出の場所。
付き合った日の帰り道、寄り道した公園へと向かった。
向かう途中で不安になって、GPSで位置を見た。
公園に着いたとき、繋いだままだった電話から聞こえたのは、
"好きだよ"と"ばいばい"だった。
俺はきょもを見つけた。
好きを伝えた。
伝わるように気持ちを込めて。
これからも何回だって言う。
好きだよ。
『ごめん、心配にさせちゃって』
『ううん。大丈夫だよ。樹は俺のことが好きだから。大丈夫。』
『"樹は"?"俺は"じゃなくて?笑』
『うん!樹は俺のこと、ずっと好きでいてくれるでしょ?』
『ずっとずっと好きだよ。ねえ、きょも。同棲しよ?』
『んえ、え、いいのっ!!』
『うん。俺、束縛するけど大丈夫?』
『その方が安心する。んふふ。やったー!』
その後、
同棲した今でも、
GPSや盗聴器、監視カメラをつけていて、
きょもは家からほぼ出ないので監 / 禁するような形になった。
これは、
愛されたいメンヘラな京本大我と
彼を愛しているストーカーの田中樹が
お互い望んだ形。
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作者名:栢木 紡麥 | 作成日時:2022年11月14日 22時