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別れようと思った。
樹の目に俺が映ってないから。
俺はこんなに好きなのに。
樹は女を見てる。
別れ話をしようと電話した。
何度目かに出てくれた。
「もしもし、何?」
「別れよ。樹。
別れてください。」
「は?なんで、」
「別れてよ。俺のこと、好きじゃないんでしょ。」
「何言ってんの、きょも。好きだよ。これでいい?」
「俺、は嫌、い。」
「え、??」
「俺は嫌い、大嫌いなのに、なんで、
そんな優しい声するの?ねぇ、なんで、???」
「きょも、落ち着いて。今から行くから。」
「」
「今どこ?きょも」
「」
「きょも?」
「樹、覚えてる??
高校生の頃。
樹は陽キャで俺は陰キャ。
ただのクラスメイトでしか無かったけど、樹が好きって言ってくれて嬉しかった。
俺もね、多分好きだったんだと思う。告白してくれた前から。
あれも嘘?どこからが嘘?
好きって言ってくれたこと?
1番だって言ってくれたこと?
樹、俺はね、今も好きだよ。」
「何言って、、」
「樹、ばいばい。」
「待って、」
『見つけた。
俺のこと、舐めんな。
どれだけ好きか知らない癖に』
『樹?なんで、?』
『俺、きょもが好きだよ。好きだから、場所分かった。』
『樹、俺のこと、すき ?』
『うん。好きだよ。大好き。愛してる。
愛が重いのもすげぇ好き。
俺、思ってるよりも好きなんだよきょものこと。』
『んふふ』
『かあいい』
『ずっと好きって言って?』
『うん。ずっと好き。何度でも言うよ。』
『ありがと』
『ごめん、心配にさせちゃって』
『ううん。大丈夫だよ。樹は俺のことが好きだから。大丈夫。』
side T.J
あの後、きょもと話し合って
同棲する事になった。
半分、監 / 禁するような形になった。
けど、
きょもが望んでいることだから。
END2 『共依存』
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作者名:栢木 紡麥 | 作成日時:2022年11月14日 22時