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夢の中 ページ10

瀬見side

「A?なんで?」

A「瀬見君が心配で来ちゃった」

あぁ、微笑む彼女がそこにいる。

彼女の声だ、見た目だ、喋り方だ。

彼女がここにいるんだ。

A「瀬見君もしかしてあんまり食べてないの?顔色悪いよ?
何でそんなに泣いてるの?」

ギュッ

俺はAを抱き締めた。

暖かくて、柔らかくて、俺の好きな匂いに包まれた

A「瀬見君どうしたの急に!?前はこんなのしてかなかったのに、
もしかして甘えたなの?ほら大丈夫、大丈夫、私はここだよ」

前までは素直になれなかったけど今なら言える

「好きだ、大好きだ。愛してる。お前が居なくなってから
俺てんでダメで、何度も後を追おうとも思った。」

「けど、心の何処かでAがまだ生きてるんじゃないかって、
まだ一緒に居てくれるんじゃないかって」

そしたら

A「私も、瀬見君ともっと一緒に居たかった、好きって言いたかった。
私も、寂しい、よ、けど瀬見君には、もっと、生きて、ほし、い」

ってAが綺麗に泣くからさ。

二人揃って抱き締め合いながら号泣した。

意識が何か遠退いていく

嫌だ

この瞬間をもっと

永久に、

続けていたい。

お願いだ、神様。

薄れ行く意識の中で彼女が、

A「ゴミ捨て場に来てみて」

と言った気がした。

出会い→←色のない日々


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

辛い人へ

無理しないで下さい


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作者名:レーダ | 作成日時:2022年5月20日 21時

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