気がつくと私は紫色の妖精の双子の姉でした (ページ16)

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第13Q.もう１人の私ページ16

貴(ﾊﾟﾁ…｢ここは…どこだ…?｣

私が目を開けると、そこは真っ暗な世界

貴｢わかんねー…｣
?｢お目覚めかい?｣
貴｢…!?｣

背後から声がし、急いで振り返るとそこには私にそっくりな…
いや、完全に敦にしか見えない男の子が立っていた

貴｢敦…ではないな｣
?｢ご名答。僕はもう1人のキミだよ｣(ﾆｺｯ
貴｢は?｣
?｢やっぱりいきなりそんな事言われても混乱するよね｣

もう1人の私?

貴｢…二重人格｣
?｢そう、それ!だから僕の名前も紫原真琴｣
貴｢ここは人格の世界ってワケか｣
真｢そうだよ。1回表のキミと話をしてみたかったんだ｣
貴｢話?｣
真｢これからの未来について｣
貴｢私を乗っ取るつもり?｣
真｢まさか。僕はキミの許可が無いと表に出る事は出来ない｣
貴｢じゃあ何なの｣
真｢この先僕の力が必要になるって言うことを伝えたくて｣
貴｢は…?｣

私がコイツの力を必要とする?

真｢キミは優しすぎるんだよ。優しさだけでは｢キセキの世代｣を救えない
特に敦が征十郎と1on1する時とか｣
貴｢どうしてその事を…｣
真｢言ったじゃん僕はもう1人のキミ
だから今生きている世界が漫画の世界だっていうことも知ってる｣
貴｢…｣
真｢あ、でも僕も知らない事たくさんあるからね｣
貴｢…不安だ。お前みたいな子供がもう1人の私とか…;｣
真｢今のキミだって子供じゃん｣
貴｢身体はね｣

身体は子供だ
けど、精神年齢的には完全におばさんだ
下手したらもう敦くらいの子供が居ても可笑しくない

真｢あ、そろそろキミを戻した方が良さそうだね｣
貴｢へ?｣
真｢今心肺停止状態だから｣
貴｢Σはぁ!?;｣
真｢大丈夫、仮死状態になってるだけだから｣
貴｢仮死状態でも死んでるのと同じじゃん!!;｣
真｢まぁ、とりあえず話はこれでお終い
他に伝えたい事があったらフツーに話しかけるから｣
貴｢え、ちょっと待っ…((スイッチ押します!!((は…?｣

バチンッ

貴｢ごふっ!!;｣
母｢真琴!!｣(泣
貴｢え…お母…さん?｣
救急隊員1｢目を覚ました!!｣
母｢よかった…目を覚まして…｣
救急隊員2｢お母さん。念の為病院で診て貰う必要があるのでご同行お願いします｣
母｢はい…｣

えっと…マジで心肺停止してた…?;

真『そうだよー、ゴメンね☆』
貴(真琴!?;)
真『話しかける時はこうするからね
あ、あと声に出さなくても頭で喋ってくれたらいいから』
貴(了解…;)

面倒な事になりました;