検索窓
今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:23,532 hit

空白が十九。 ページ20

「え...?」




意味が判らないとでも云うような顔で此方を見ている男に、Aは逆に判らないと首を傾げた。




「忘れましたか?貴方はポートマフィアに手を出したんです。」




皆まで云わずとも、理解はしているようだった。それが判っていながらもポートマフィアに手を出すとは、失礼だが莫迦なのだろうか。

それでもこのままやり過ごせるとでも思っていたのだろうか?




「や、辞めてくれ、妻と会ったばかりなのにこんな...!」


「其方の事情など知りませんよ」


「ちょっと待って、貴方、前軍警にいた...」




Aに初めて口を開いたのはあの時案内した女性だ。

軍警の時に会ってしまったのなら、更に生かしておくわけにはいかない。知られては色々と面倒なのだ。

問答無用でまた銃を向けると、また荒々しく扉が開いた。




「待て!この二人は探偵社が預かる」


「探偵社...」




そう云えば探偵社に頼った奥さんが此処にいると云うことは、探偵社も来ているのか、と遅く納得した。

金髪の眼鏡をかけた長身の男。それに引き続き入ってきたのは合流した銀と樋口だ。

空白が二十。→←空白が十八。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年9月8日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。