二十話 ページ20
私は首領に休暇を強請った。渋々と云った感じではあったが、承諾して貰えた。因みにこんな感じで。
「珍しいね、Aちゃんが休みが欲しいなんて」
「え、一拍二日で旅行？男と？え！？Aちゃんが...」
と地味に虚しいリアクションを頂いた。でも休みは取れたので一安心だ。
それから私はその場所の下調べを始めた。屹度私は遠足前日楽しみにしすぎて眠れないタイプの人間なのだ。
「えーと、ヘブンスそのはら、っと」
打ち込むと沢山の記事が出てくる。その中から評価が良さそうな記事を選んで読んでいく。途中からにやけてしまっている自分が気持ち悪くなった。
「楽しみだなあ」
仕事も気持ち次第なのだ。楽しみと嬉しさでやる仕事は驚くくらい捗る。字も綺麗になるし、愛想も良くなる。何時もこうなら良いんだけど。
日にちが過ぎる事にカレンダーを捲っていくのも、私の楽しみとなっていた。
彼も同じ気持ちでいてくれたら嬉しいのだけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みるくてぃー(プロフ) - りーこさん» コメント有難うございます！面白いと言って頂けて光栄です...頑張ります！ (2019年10月8日 22時) (
レス) id: 7b7340be6b (このIDを非表示/違反報告)
りーこ(プロフ) - コメント失礼します。織田作が出てくる小説を初めて読みましたが面白かったのでこれからも更新頑張ってください。お気に入り登録しておきます。 (2019年10月8日 20時) (レス) id: 84cbb07a27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるくてぃー | 作成日時：2019年10月3日 0時
