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始まりはあの日の事だ
今でも鮮明に思い出すことができる
部活に入っていない私は、近所のお好み焼き屋さんでバイトに勤しんでいる
家族で経営していて、皆とてもいい人達
1つ年上の雅人さんがボーダー隊員だと知ったのもその時の事だった
「いらっしゃいませー！」
その日はとても混んでいた
打ち上げだかなんだか知らないが、団体様が多くて非常に忙しい
もうすぐ上がりの時間だが、ひと段落着くまで帰れそうにない
来週のテストのために勉強しなきゃいけないのにな
「うわぁっ！！」
ボーッと考え事をしながら歩くとこういう事になる
床の油で滑るというベタ中のベタな展開
頭から転びそうになるも、途中で誰かに支えられた
見上げるとなんとイケメン
ここまでもまだベタだ
「あつっ、、」
「大丈夫か！犬飼！！」
ここからが少し違う
どうやら私は、持っていたアツアツのコーヒーをお客様にぶっかけたようだ
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作者名：みん | 作成日時：2022年2月5日 16時
