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貴方「お先にどうぞ。」

ライオ「!…じゃあ遠慮なく。」


お、こいつの杖はオーター・マドルのものとはまた違った感じがする!というより、この世界では杖を介して魔力を放出するのかな?

これ終わったら私の杖も作ってみよっと。


ライオ「ふんっ」

ブワッ!

貴方「おお〜、面白い。我とはまた違った魔力性質だな!」


じゃあ私も…


貴方「はあっ!」

ライオ「ッ……!」

*


ライオ視点

ライオ「ん…ぉ?パチッ」


頭痛がする…勝負はどうなった…?

いつの間にかソファに座らされており、前方には書類の整理をしているオーターの姿があった。


貴方「マドル、起きたぞ!」

オーター「…やっとですか。」

ライオ「オーター…?」

オーター「まさか、貴方が負けるとは思いませんでしたよ。はぁ…面倒なことが増えた。」


カチャ…と右手で眼鏡の位置を調整しながらそんなことを言っていた。…ん?


ライオ「負けた!?オレ様が?」

オーター「それすら覚えていないのですか、貴方。」


嘘だろう…?

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作者名:水無月 | 作成日時:2024年2月25日 13時

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