この歌を貴方へ！【マッシュル】 (ページ48)

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貴方「レアン寮の人達じゃないですか。何故ここに？」

というか何故2人だけでダウトを？？

アベル「ああ君か。アビスを助けてくれてありがとう。君の魔法のおかげで保健室の手当だけで事足りたよ。」

貴方「そんな謝られるような事でもありませんよ。あ、でも長髪さんのお名前を聞いてませんでしたね。」

そういやずっと気になってたんだけど、長髪さんからはずっと変な魔力を感じてたんだよね。それの正体も聞きたいところだ。

アビス「私の名前はアビス・レイザーです。宜しくお願いします。」

貴方「私はA・ミーリロティスです……あの、何故ずっと下を向いているのですか？」

アビス「っ……それは…」

アベル「ああ、アビスはイヴル・アイだからね。」

イヴルアイ？って最近魔導書で見たあの悪魔の目、とか言うやつ？

私が困惑していると、アビスがこちらを向いた。

貴方「(アベルさんの”使えるなら”って、こういうことだったんだ。どうりで、変な魔力を感じると思ったら。)」

私の視界に映ったのは、片方の白目が赤く、瞳は魔法陣を閉じ込めた黄金色に輝く眼を持ったレイザーさんだった。