この歌を貴方へ！【マッシュル】 (ページ46)

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マカロン「そう、アドラの…ね。もういいわ、さあ授業に遅れるわよ。行ってらっしゃい。」

そう投げやりに言われてしまい、怒ったのかと思って少ししょんぼりしてしまった。

それを汲み取ったのかマカロンさんは微笑みながら私の頭を撫でてくれた。

貴方「(もっと撫でてほしい……)ｽﾘｽﾘ」

思わず目を細めその大きな手に擦り寄ってしまえば、マカロンさんは驚いてもう片方の手の指先で自分の口を抑えていた。

マカロン「(かなり大人っぽい子だと思っていたのだけど…やっぱり中身はまだ子供ね。)
私はこのままでも問題ないけど、貴女は授業に遅れてはダメでしょう？名残惜しいけど、行ってらっしゃい。」

貴方「ﾊｯ……その…すみませんでした。い、行ってきます//」

マカロンさん撫でるの上手すぎない！？後から羞恥心がぁぁ……

その後の授業である魔法薬学ではぼーっとしていたせいか、指定の薬のワンランク上の薬を作ってしまった。

貴方「……また撫でてくれないかなぁ。」

そう呟きつつ自分の部屋に戻ると、フクロウの気配がしたので窓を開け、予想どうり来たフクロウの手紙を受け取る。

貴方「この印は…オーターさん？えっと中身は…」

”明後日マッシュ・バーンデッドという学生の魔法不全隠匿について緊急尋問を行うので、魔法局に来てください。
この手紙の印を見せれば入れます。”