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怪我は粗方治ったから、魔法を解いて立ち上がる。
貴方「ささ、怪我は治しました。早く自分の部屋にでも戻ってください。」
ワース「わーったよ、はぁ……それと！俺は先輩だからな！」
貴方「少なくとも1年生ではないこと位わかっています……今度、勉強を教えてくださいね。」
ワース「ああ、はいはい…」
*
それから歩き続けて巨大な魔力が出てきたので、今はそこに向かっている途中だ。
ｺﾂ…ｺﾂ…ｺﾂ……
私の靴の音だけが響く中、一つだけ扉が壊れている部屋で爆音が鳴る。
瞬時にここだと確信した私は、自分の愛刀であるサバイバルナイフを取り出し、瞬間移動で部屋の奥に着地した。
貴方「これはどういうことですか？」
ナイフを構え、目の前で起こっているキノコ頭とイバラ野郎の戦闘に目を向ける。
すると後ろから声が聞こえてきた。
？「お前…今日オルカに転入してきた奴だな」
ナイフを下ろし、振り向くと三本線の男の人と
怪我を負っている長髪の人が目に入った。
声を掛けてきた方は私のことを知っているようなので、恐らく監督生だろう。
貴方「レアンの監督生様ですか、お名前をお伺いしても？私はA・ミーリロティスです。」
アベル「アベル・ウォーカーだ。」
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作者名：水無月 | 作成日時：2024年2月25日 13時
