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大丈夫29 ページ33
キルアside
「もう、いいぞ」
『はいはーい』
消えた場所からもう一度『A』が出てきた。
『もう、大丈夫なのね』
俺とAは2人してうなづいた。
『なら、君を先に送って私が消えればAの記憶からキルアがいたという存在がなくなるから』
「あれ？記憶がなくなるんじゃないの？」
Aは首を傾げて言う。
『うーん。正確に言うと記憶は残るんだけどキルアがいたっていうのがなくなって、「あれ？これ誰と一緒にいたっけ？」的な感じになるのよ』
なるほど。つまり、俺との記憶は残像として残るってことか。
『時間がないし、行くよー』
「じゃあな。A、『A』」
「じゃあね。キルア」
『あっちでも、頑張んなよ』
すると、俺の体は瞬間移動するみてーにこの世界から消えた。
他にも色々言いたかったな。例えば、なんだろ。
「もうちょっとだけ、隣にいたかったな」
我ながら照れ臭くて言えねーけど。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキルア
猫のキルア
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作者名：水無月梅雨 | 作成日時：2020年10月14日 6時
