最強は雷門に行きFFへ行く (ページ7)

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炎とサッカー 6 ページ7

角間「ゴール！帝国、早くも1点目！！これが全国に名を轟かす帝国サッカーなのか?!帝国学園の真の姿なのか?!」

なんなのこれ……。酷すぎる。

私達の目の前で繰り広げられるラフプレー。

まるで、私達が早くフィールドに立つことを待っているかのようだった。

前半が終わった頃にはボロボロの人がいた。

京「姉さん……これが……サッカーなの……？」

京介が目を見開いてそう言う。

違う。こんなの、サッカーなんかじゃない……

私や京介、優一の大好きなサッカーじゃない。

でも、私はもうフィールドには立てない。

優一に謝ってない……！

複雑な感情を抱いたまま後半が始まり、雷門はさらに痛めつけられていた。

鬼「出てこい、出てこい。さもなければ、アイツを………」

寺「叩きのめす‼」

円堂に向かって強烈なボールが炸裂する。

円「だはっ‼」

松「アイツらゴールを決めるのが目的じゃない！円堂を潰すのが目的！」

風丸「ふざけるな…。そんなのっサッカーじゃない‼」

円・秋「「風丸／風丸くん‼」」

突如、円堂を庇うように前に立った風丸はボールの凄まじい威力に耐えきれずゴールネットに突き刺さる。

円「お前の思い、受け止めたっ！もう、ゴールは許さない！」

鬼「フッ、一度として止められてはないがな」

再び帝国がシュートを放った。

円「うわぁぁっ‼」

止められそうに見えたボールは帝国の方が一枚上手らしく、また点を入れられた。

あー！もうっ！見てられないっ！

ガバッと私は立ち上がる。

「円堂！」

円「A……⁉」

円堂は驚いて、私を見た。

「なんとかなる。絶対に」

だから、ゴール絶対、守れよ‼と怒鳴り、秋からユニフォームを受け取ると、着替えに向かった。