最強は雷門に行きFFへ行く (ページ6)

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炎とサッカー 5 ページ6

あの日から次の日、次の日と時が進み、とうとう、帝国学園との練習試合の日になった。

私は京介と一緒にその様子を見る。

円「雷門サッカー部キャプテン、円堂守です！練習試合の申し込みありがとうございます！」

円堂って敬語使えたんだね。←失礼

鬼「初めてのグラウンドなんでね。ウォーミングアップしてもいいか？」

差し出された手を取らずに帝国学園のキャプテン、鬼道が言う。

円「あっはい、どうぞ…」

ほらー戸惑ってんじゃん。

京「姉さんは参加しないの？」

「うん……」

冬「円堂君、円堂君！！お客様をいつまでも待たせる訳にはいきません！さっさと！」

円「は、はい！！」

壁山、まだ来てないね。遅刻かな。

辺「おい、寺門。どうして俺達がこんな弱小チームと試合しなきゃいけないんだ」

ふと、耳に入った声。私は帝国のベンチに耳を傾けた(Aちゃんはとても耳がいいです)

寺「総帥はここに転校してきた生徒を気にしてるらしい」

転校生って……私と修也の事……？

鬼「まだいない」

辺「いない？いないってどういうことですか？面白いことがあると言ったのは鬼道さんでしょ！」

鬼「まだと言っただろ。慌てるな」

辺「へぇー、そいつはうちに呼んでも使える奴なんですか？」

鬼「それは総帥が決めることだ。俺達は任務を遂行すればいい」

任務……？遂行……？

この試合、何かある……。

私は木の下にいる、修也を見た。

そして、再びフィールドに目を向けた。

「⁉」

帝国ベンチにいる鬼道が私と修也を見つめていた。

やっぱり鬼道達の狙いは私達だ。

しばらくすると壁山が来た。どうやら道に迷ってたとか。

ピーッ！

ホイッスルが鳴ったと同時に、雷門は帝国へ攻めていった。

染「はぁぁぁぁ‼」

染岡のシュートはGKの源田に止められる。

源「鬼道、俺の仕事はここまでだ！」

なんだか、その言葉にとても引っかかった。

鬼道は不敵に笑い言う。

鬼「始めようか……帝国のサッカーを」

円「始める？」

雷門や私達が疑問に思ったその時だ。

鬼「いけ」

寺「はぁぁぁっ！！」

寺門が円堂に向かってシュートし、円堂は吹っ飛ばされる。

円「うわああっ！！」