○タイトル未定の恋 (ページ21)

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#体調不良⑥ ページ21

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「あ…服持って無いですよね」

身体を起こし、そう言う。

「そこのクローゼットにパーカーとジーパンくらいはあったはず… 」

渡辺『湊崎さん、動かないでください… 』

「でも…ちょっと平気になったので笑」

「少しくらいは動いても大丈夫ですよ？」

とベッドから出てクローゼットから服をだ出す。

「これ…着れますか？」

渡辺『はい、有難うございます』

何で男物の服があるのかって顔してる。笑

「それ、元彼のなんですけど…捨てられなくて笑」

「なんか着心地悪いですよねきっと… 」

渡辺『あぁ…いやいや、大丈夫です笑』

「お風呂は廊下の左側にあります」

渡辺『じゃあお風呂お借りします』

そう言ってこの部屋を出ていった。

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渡辺『あがりました〜』

「おかえりなさい笑」

水が滴る良い男とはこの人の事なのか…というくらい普段の渡辺さんからは見えない色っぽさ。

「あ…ドライヤー… 」

渡辺『大丈夫ですよ、お構いなく笑』

「駄目です、風邪引いちゃいますよ…！」

渡辺『じゃあ乾かしてくれますか…？笑』

「え…？」

渡辺『冗談ですよ笑』

「あは、そうですよね… 笑」

「あっ、そうそうドライヤードライヤー… 」

ちょっと私にとっては爆弾発言…。

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「渡辺さん、お腹空いてませんか… 」

渡辺『あー…今から買ってきます笑』

「すみません、何も出来なくて… 」

渡辺『湊崎さんは何も悪くないですよ？ね？笑』

はにかんで私の頭を撫でてきた。

渡辺『じゃあちょっと行ってきます』

「っはい… 」

少し寂しい、と思ったのは気の所為なのかな。

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