○タイトル未定の恋 (ページ20)

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#体調不良⑤ ページ20

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ベッドに着いた瞬間、私は倒れ込んだ。

渡辺さんの腕に掴まっていたから、渡辺さんを引き込んでしまい、今の体制は押し倒されているような状況。

「っ… 」

距離が近くてドキドキする。

渡辺『っあ…ごめんなさい… 』

渡辺『 …水…持ってくるので寝ててください』

「すみません…ホントに」

はぁ…私やっちゃったな。

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渡辺『はい、これ… 』

「有難うございます… 」

渡辺『ん…？湊崎さん、マネージャーさんから電話です』

「なーちゃん？」

「もしもし」

中村『ちゃんと家着いたかなって思って』

「渡辺さんのお陰で無事… 笑」

隣に居る渡辺さんをちらっと見る。

中村『で…心配だから渡辺さんに泊まっていってもらうこと出来ないかなって思って… 』

「そこまでしなくて良いのに… 」

中村『万が一倒れても誰も気付けないんだよ…？お願い… 』

「なーちゃん…うん、分かった」

中村『じゃあゆっくり休んでね…？』

「ありがと、ホントに」

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渡辺『じゃあそろそろ帰りますね？』

「あ、の… 」

「泊まって行かれませんかっ… 」

渡辺『は… 』

「いや、マネージャーが泊まって貰ったら？って…その… 」

渡辺『 …じゃあ…心配なので泊まります笑』

「えっ… 」

渡辺『何驚いてるんですか笑』

「いや絶対帰っちゃうって思ったので… 笑」

渡辺『病人放って帰る人間じゃないですよ？笑』

少し渡辺さんの印象が変わった…気がする。

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