○タイトル未定の恋 (ページ18)

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#体調不良③ ページ18

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カメラマン『はーいじゃあこっち見てね』

カメラマンさんが手を上げた方を見るが、フラッシュがいつも以上に眩しく思えてしんどい。

渡辺『大丈夫ですか』

「大丈夫です… 」

渡辺さんは大丈夫か、と度々聞いてくれるけれど私は大丈夫と答えるしか無かった。

カメラマン『みなちゃん、ちょっと右に寄ろうか』

「はい」

その時視界がグラッと揺れた。

「っ…駄目だ… 」

その時渡辺さんがサッと手を出して支えてくれた。

渡辺『大丈夫じゃないですよね』

「あとちょっと…だから」

「頑張らせて…ください笑」

周りにバレないよう無理に笑った。

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カメラマン『はーいOK 』

渡辺『っ…大丈夫ですか！』

カメラマンさんのその声にホッとしたのか力が抜けてしまった。

が、身体は渡辺さんに支えられる。

中村『 A！…やっぱり無理してるじゃんか』

「ごめんねなーちゃん」

渡辺『もうこの後仕事無いですよね』

「 …はい」

中村『私、Aの身体を支えられる程の力は無い… 』

中村『どうしよう… 』

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渡辺『俺が責任持って家まで届けます』

「わた…なべさん？」

中村『 …お願いしてもいいですか？家の前までは送りますので』

渡辺『はい、ぶっ倒れられたら心配なので笑』

中村『有難うございます…！』

渡辺『困った時は…お互い様ですよ笑』

「ごめ…な…さい」

渡辺『立てますか？』

私は渡辺さんにしがみつきながら何とか立った。

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