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そして、大石先輩が打ったのは緩いアンダーサーブ
桐山さんがリターンしたが、力みすぎてアウト
アンダーサーブを警戒して前に出てきた太田さんには、スピンサーブの高いバウンドで上を抜く
さらに遅いアンダーサーブに我慢できず打ち返した桐山さんの球は、コートに入る事なくフェンスにめり込んだ
トドメは緩やかな、ネットにかからないギリギリのサーブ
スピンサーブが来ると予想し、後ろに下がった太田さんの裏をかいた
ちょっとした小細工みたいなものだけど、ゲームを取った事に変わりない
黒木「パワー自慢の相手には緩い球でミスを誘い、身長の低い相手には前後に揺さぶりをかける。さすが大石さん、試合慣れしているな」
上杉「だが、手首もそろそろ限界に近いぞ。さっきの技も、もう通用するとは思えねぇ。こっからどうするよ」
リョーマ「大石先輩、菊丸先輩……これからっスよ」
続く相手のサービスゲーム
大石先輩がキャノンボレーをなんとか返したものの、サンダーボルトの追撃によって横を抜かれる
審判「ゲーム城成湘南、5-2!」
あと1ゲームで城成湘南の勝利
ロブを上げれば、相手の思うつぼ
しかも大石先輩の手首だって……ん?
ゲームが再開されると、大石先輩達のフォーメーションが変わった
あれは、オーストラリアンフォーメーション……?
いや、英二先輩はセンターラインを跨いでネットより低く構えている
サーバーの大石先輩も、ほとんどセンターに立っている
これって…
貴「Iフォーメーション…」
1年トリオ+KZ「Iフォーメーション?」
悠飛「何だそれ?」
貴「通称ね、オーストラリアンフォーメーションの進化形だよ。前衛が左右どちらにでもポーチに出るよ、と言わんばかりにプレッシャーを掛ける。そのため、レシーバーはどっちに打てばいいのか迷ってしまう。だからサービス側が心理的な主導権を握り、ゲームを優位に進める事ができるんだ」
乾「しかも、前衛がネットの下で大きくしゃがんでいるため、サーブが打ちやすいんだ」
貴「しかも、センターにボールを集めているので、効果は倍増してますね。あそこに打たれたら、角度のついた球を打つのは難しいですから」
翼「大石さん達の狙いは的中したんだね。その証拠に、菊丸さんは移動が少ないのにポーチに出るのが早い」
小塚「菊丸さんの攻撃の幅が広がってるんだ!」
不二「もっとも、大石と英二ほどのコンビネーションがなければ、ここまでうまくいかないけどね」
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本眼鏡(プロフ) - あやなんさん» お久しぶりです、そして今気付きました！あちゃ〜……やっちゃったぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼します！青学の応援なんですが、Eが抜けてる気がします･･･ (2019年5月25日 20時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 | 作成日時：2019年5月8日 20時
