345 〜幸村Side〜 ページ34
小塚「燕は生きた虫しか食べません。ここは木が多くて虫がたくさんいそうだから、この敷地内で十分な餌を確保できます。そうなると敷地の地質や木の種類によって虫が限定され、特定の色になるのかもしれない……燕の色と餌の関係性という研究は、今まで発表されたことがなくて………だから、自分がしてみようと思ってやってたんです」
壇「ボクはそのお手伝いです!!」
……………
驚き過ぎて、言葉が出なかった
周りを見ても、みんな( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝとしてる
目もまん丸だし、口も半開きだから、本当に↑の顔文字みたい
柳生「あ、あの……ひょっとして、君は“シャリの小塚”君ですか?」
小塚「!は、はい…」
丸井「シャリ?寿司か?」
ジャッカル「ちげぇだろ…」
小塚「お寿司のではなく、社会と理科の事です。他の所ではリシャって呼ぶと思うんですけど」
仁王「やーぎゅ、知っとるんか?」
柳生「ですから、やーぎゅではなく柳生です!!
……私も塾に通っていますからね、よく知っています。むしろ、秀明ゼミナールでこの名前を知らない人はいませんよ」
小塚「あぁ、どおりで…」
柳生「お会い出来て光栄です」
恭しくお辞儀する柳生に、小塚君はﾀｼﾞﾀｼﾞだ
まぁ、自分より年上の人に頭を下げられるなんて滅多にないだろうからね
戸惑うのも仕方ないよ
幸村「柳生、その辺にして俺の疑問に答えてくれるかい?」
柳生「…そうですね、失礼しました」
小塚「いっいえ!」
壇「大丈夫ですか?」
幸村「うちの部員が悪かったね……さて柳生、この子のことを知ってるの?」
柳生「小塚君は、私の通っている塾でとても有名ですよ。社会と理科の成績が良く、全国模試でもトップ10には入ります」
丸井「すっげえ!!」
ジャッカル「学年が違うのに、よく知ってるな」
柳生「彼らは特別なんですよ。神奈川の私がここまでわかるんですから、都内ではもっと顕著でしょう」
壇「小塚君すごいです!!」
小塚「僕なんてそんな、全然です。他の教科がイマイチだし、皆さんのように運動ができるわけでもないし…」
みんなから褒めそやされて、顔が熟れたりんごの様に真っ赤になっている
そんなすごいブランド名があるのに、謙虚な姿勢はとても好感が持てる
小塚「……本当にすごいのはAちゃんの方だよ。テニス部レギュラーで時間なんて僕よりも無いはずなのに、成績をキープし続けてるんだから」
彼は、一人言のようにそう呟いた
……ん?
“Aちゃん”って、もしかして…
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本眼鏡(プロフ) - あやなんさん» お久しぶりです、そして今気付きました！あちゃ〜……やっちゃったぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼します！青学の応援なんですが、Eが抜けてる気がします･･･ (2019年5月25日 20時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 | 作成日時：2019年5月8日 20時
