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今回、僕はあまり役に立たなかったな…
もっと練習しないと…
一人反省会をしていると、リョーマの傷が目に付いた
見ているだけでも痛々しい擦過傷の跡
こんなにも傷だらけになりながら、青学に勝利をもたらしてくれた幼なじみ
それが誇らしい反面、それが自分じゃなかった事が悔しい
僕もまだまだ、だな
貴「もう、また無茶して……待ってて、今手当てするから」
リョーマ「ん…………いてっ、もうちょっと優しくできない?;;」
貴「充分優しくしてますー!こんな傷だらけになってまで試合したのは、どこのどなたでしたっけ?」
リョーマ「……はい、すんません」
貴「ふふっ、もういいよ。勝てたのはリョーマのおかげなんだし……僕は負けちゃったから、色々言えないし……ん!」
手当てを終えて、左手をかざす
パチンと軽い音立てて、ハイタッチ
リョーマ「……A、本当にワサビ寿司食べんの?」
うわっ、嫌な事思い出させるなぁ…
せっかく忘れてたのに……;;
思わず頬がひきつらせると、後ろから声を掛けられた
華村「越前君、沢野さん。素晴らしいゲームだったわ、やっぱり君達は最高だった。ありがとう」
リョーマ「別に感謝される事でもないけど」
華村「感謝したいのよ。君達のおかげで、あの子達は強くなっていくから」
リョーマ「でも、負けは負けでしょ?」
貴「というか、それを言ったら僕もなんですけど…」
リョーマ「いや、そーゆー意味じゃなくて…」
華村「んっふふ、もちろん沢野さんは試合では負けているわ。でもね、あのまま続いていたら、勝っていたのは確実にあなただった。あなたには、ダブルスの才能がある。どう?その才能、
またそれか…
華村先生に向き直り、目線を合わせるように背筋を伸ばす
貴「完成するって事は、それ以上の成長は望めないって事でしょう?そんなの嫌です。僕はもっと、もっと強くなりたい。完成して、それ以上進化できないのなら……完成なんてしなくていい。今のままでも……ううん、今いる場所だからこそ僕は成長できるから」
特に相手を信頼し合うダブルスならなおさら、ね!
華村「そう……気が変わったら、いつでもウチにいらっしゃい」
貴「変わる事はありえないんで結構です!!」
ﾋﾗﾋﾗ手を振って去る後ろ姿に、思わず怒鳴り返した
青学から他校へ行く気なんて、一切ありませんからね!?
リョーマ「……大丈夫?」
貴「なんかいろんな意味で疲れた…」
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本眼鏡(プロフ) - あやなんさん» お久しぶりです、そして今気付きました！あちゃ〜……やっちゃったぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼します！青学の応援なんですが、Eが抜けてる気がします･･･ (2019年5月25日 20時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 | 作成日時：2019年5月8日 20時
