327 ページ16
……こんな人にバカされてたのかと、また頭に血が上る思いだ
菊丸「かぁー!何だよアイツ、くるくるフォームを変えやがって!!」
貴「今度はアンドレ・アガシですね」
高速サーブがほとんど通じない、リターンの天才
コンパクトなフォームでのストロークでは、神業的な力を発揮する
これじゃ、ちょっと分が悪いな…
忍「もしかしてアイツ、1ゲームごとにプレイヤーを変えるつもりかよ?」
黒木「せっかくサンプラスのフォームに慣れてきたのに、それをまた変えられるとなるとキツイな」
翼「今度はリターン重視のスタイルにチェンジ……あれじゃ、精神的にもかなりくるよ」
さっきまでとは、全然違う動きを見せる
サンプラスのダンクスマッシュから、アガシの得意技・ライジングショットへ
本当に本物そっくりで、思わずため息が出てしまう
イェーイと言いながらピースする姿は、ただのチャラ男だけど…←
でも海堂先輩だって、負けてはいない
十八番のスネイクで応戦した
菊丸「っ、返されたよ!」
不二「さすがリターンの天才、普通のスネイクじゃ通用しないか」
それでも海堂先輩は粘って返し、ボールは高い軌道で相手コートへ
しかしわずかに逸れて、アウトになってしまった
華村(どう?これが若人君の、プリテンダー戦法よ)
審判「ゲーム城成湘南、若人2-1」
堀尾「あ〜、またブレイクされた」
カツオ「しかもラブゲーム…」
朋香「あんなにスタイルを変えて、反則よ反則!!」
彩「朋香ちゃん、無茶苦茶だよ;;」
カチロー「あれは別に反則じゃないよ…」
桜乃「朋ちゃん、 最後の方は海堂先輩も若人さんのボールについて行ってたから、まだ大丈夫だよ」
悠飛「そうそう、こっからまた反撃開始だって」
貴「うん、それに応援してる僕達が、海堂先輩の勝利を信じていないとね」
若人さんがゲームを取った事で、ギャラリーの応援にも熱が入っている
それに応えるように、若人さんはボールにキスをした
おえぇ……あんなことする人、初めて見た
それでキャーキャー盛り上がれる、あの人達もどうかと思うけど
海堂「おい、いい加減にしろコラ。遊んでんじゃねーぞ」
若人「慌てない慌てない、君にぴったりの相手を考えているんだから」
海堂「……何だと?」
若人「チェ──ンジ!」
城成湘南女子「オーバー!!」
河村「ひ、左に持ち替えたぁ!?」
桃城「アイツ、サウスポーだったのか!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
本眼鏡(プロフ) - あやなんさん» お久しぶりです、そして今気付きました！あちゃ〜……やっちゃったぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼します！青学の応援なんですが、Eが抜けてる気がします･･･ (2019年5月25日 20時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：本眼鏡 | 作成日時：2019年5月8日 20時
