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河村「でもこれなら、大石の手首にそれほど負担はかからないな」
リョーマ「ふーん、さすが
貴「ふふっ、それにもう1ついい事もあるしね!」
若武「え、まだほかにもあんのか?」
貴「まぁね(ｸｽｯ 前衛の英二先輩に気を取られて、後衛の大石先輩を見失う。特に、英二先輩の変幻自在な動きなら、なおさらそうなりやすい!!」
あっという間に1ゲーム取ってしまった
しかし喜ぶのもつかの間、大石先輩がラケットを落とし、手首を抑え込んでうずくまった
桐山「アイツ、ケガしてたのか…」
華村(とんだ棚ぼただわ。竜崎先生この試合、
パチンと指を鳴らした華村先生に、城成湘南ダブルスが反応する
何かの合図みたいだけど…
華村(遠慮はいらないわ、狙いは大石君よ)
やっぱり狙い打ち…
でも相手のペースにはまったら、それこそ…!
若武「汚ぇぞ!反対側ガラ空きなのに、大石さんにばっかボール集めやがって!!」
朋香「そうよそうよ!もっとフェアな試合しなさいよ!!」
華村(それでいいのよ、2人共。徹底的に相手の弱みを突く……テニス、いえスポーツは、勝利のために時として非情にならなければならない時もある。その事を頭に叩き込んでおきなさい)
手首はもう限界を迎えてるはず…
それでも大石先輩は、決して投げ出さず必死に喰らい付いている
手塚部長との約束を守るため……全国へ行くために…
前衛の英二先輩が後衛になり、サポートをする
あれはミックスダブルスの陣形……攻守がはっきりしてるから、集中攻撃をされにくい
6-5、あともう一息だ!
上杉「おーおー、イラついてんなあ」
上杉君の見ている先には、ペンを何度もノックする華村先生の姿が
華村(一体どういうこと……!?大石君にボールを集めてるっていうのに…!)
大石(全国へのチケットは、用意して待ってるから!必ず戻って来い、手塚!!)
貴「大石先輩のムーンボレー!!」
悠飛「高ぇ…」
サンダーボルトを打とうと飛び上がっても届かないボールは、太田さんの頭上を抜いてライン際のコート内へ
審判「ゲームアンドマッチ青学!!7-5!!」
彩「やった、これで1勝1敗!!」
貴「英二先輩っ!大石先輩っ!お2人共、お疲れ様です!!」
先輩達のダブルス、いつも以上にカッコ良く見えました
その感想は口に出さず、そっと心の中に閉まった
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本眼鏡(プロフ) - あやなんさん» お久しぶりです、そして今気付きました！あちゃ〜……やっちゃったぁ……教えて頂きありがとうございます！ (2019年5月26日 12時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼します！青学の応援なんですが、Eが抜けてる気がします･･･ (2019年5月25日 20時) (レス) id: fc61734a3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 | 作成日時：2019年5月8日 20時
