第二次会 ページ4
You side
カシュッとビールの缶を開け
「今年もお疲れ様です」
CY「お疲れ様です、よく頑張りました」
「「かんぱ〜い！」」
カツンと缶を鳴らした。
「つまみが何もないね」
CY「んまあな、」
「ごめんけどリアルに冷蔵庫の中空っぽで 笑」
ここ一ヶ月全く料理をしなかったせいで冷蔵庫はもぬけの殻同然
CY「ん、まじか」
「あ、チョコレートならあるよ？」
CY「チョコレートつまみにビール飲むのAくらいだから」
「はーい」
この気を遣わなくてもいい感じ
居心地がいいんだよね。
CY「A、」
「ん、？」
CY「首、痛くない？ごめんな」
スっと私の首に触れたチャニョルはそう呟いた
「ん、大丈夫」
あの時の、チャニョルが電話をかけてきてくれてなかったら
ほんとに死んでたかもしれない。
カッターを押し当てて
引こうとした瞬間に
着信音がしてハッとした。
もう一度やろうとした時には
チャニョルにカッターを取り上げられた。
そして私に
生きたい
と解らせてくれた。
私の首をさする大きな手で私を救ってくれた。
「ありがとうね、チャニョル」
CY「ん、おう」
「へへへ、ビール飲めて幸せだわ！」
CY「ならよかった、」
困ったような顔で私の頭をわしゃわしゃと撫でた
CY「そうだ、ベクも呼ばね？」
「いいね！呼んでみよ！」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ-
CY「あっ、もしもし今時間大丈夫？」
ーBK「うん、全然！」
CY「今忘年会ー、だよな？後ろ賑わってんもんな」
ーBK「うん、そーだけどー！」
CY「今、Aの家で飲んでんだけどベクも来ない？」
ーBK「え、行く、てかずる。二次会抜けて今から向かうわ」
CY「おっけーい、じゃあ待ってるわ」
ーBK「りょーかい、じゃっ」
CY「あ、まってつまみ買ってきて」
BK「つまみ？」
CY「おん、頼んだ」
BK「はーい、じゃあ適当になんか買ってくるわ」
CY「はーい、じゃ」
「来るって？」
CY「うん！つまみ買って来るって」
「ふふふ、そーなのね、やったあ」
ベクに会えるなんて嬉しいな
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作者名：ちょゆり | 作成日時：2020年11月24日 11時
