宮兄弟の妹

至れり尽くせり ページ8

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侑「A寝ていいんやで？ちゃんと寝た方が鉄分吸収しやすい身体になるって言うやろ」









私が寝転ぶソファの下に並んで座る兄ふたり









「ん〜、ココア飲んだら目え覚めてしもたわ」









侑「カフェインか〜」









「カフェインはコーヒーやろ」









侑「んあ、そか。まあええわ、寝んでもええから横なっとき」









「は〜い、ふふっ」









侑「何笑っとんのや〜」









「至れり尽くせりやなあ思て」









私が体調悪い時はいつもそうやった









私が昔肺炎で入院した時だって









ー侑「A！死なんといて！！」







ー治「死んだらあかん、置いてくんか！」









ってアホみたいにボロ泣きしながら手え握られてたのを思い出す。









治「なんや、いつも通りの優しいお兄ちゃんやろ」









「寝よ」









侑治「「おい、」」









「冗談やて、ありがとう」









治「おん、プリン１な」









侑「俺、パフェ１な」









「やっぱ寝るわ〜」









侑「後で覚えとけよ〜」









「きゃあ〜、こわ〜い。北さん助けて〜」









侑治「「北さんはあかん。」」









治「あ、北さんに今日部活出えへんの連絡してへんかったわ」









侑「せや、それはあかん。」









侑「北さん、今日Aが体調悪なってしもうたので部活休ませてもらいます。っと」









「部活だけでも行ったらええやんか」









治「Aひとり置いて行くわけないやろ」









「んあ〜、そう、」









侑「ぅおっ、もう返信来た。わかった、Aにお大事にって伝えといてや。やて」









「北さ〜ん！！北さんに好きって伝えといてや」









侑治「「北さんはあかん！！！」」

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