宮兄弟の妹

ココア ページ7

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侑の背中の上でうとうとしとるうちに家に着いた









侑「A着いたで」









「ん、、ありがとう」









降りようと上体を起こそうとすると









侑「まだ降りんでええて。ベッドとソファどっちがええ？」









「んえ、、ソファがええ」









侑「ん、ほなソファ行こか〜」









ポスッとソファに降ろされた









治「ほな、ちょっと待っとき〜」









「ん〜？」









何かと思えば毛布とクッション抱えて戻ってきた









治「足の下にクッション敷や〜、ちゃんとあったかくするんやで。寒ない？暖房つける？」









「寒ない、だいじょーぶや〜」









侑「Aココア飲む？」









「ん、飲みたい」









侑「よしゃ、甘々ココアいれたる」









治「侑の甘すぎんねん、糖尿病になってまうわそんなん飲んどったら」









侑「それが美味いんやんか」









また二人で小言争いしとるようやな









治「A〜、プリン食うんか〜？」









「ん〜、後で食べてもええ？」









治「ん、わかったわ〜。侑に食われへんようにAって書いて冷蔵庫入れとくからなあ」









侑「食わんわ！！」









治「ほれ、ココアどーぞ〜」









「ありがとう」









治「俺がいれたから美味いで〜」









「結局侑やないんやね笑」









治「あいつは牛乳あっため係や」









鼻を燻るココアの香り。









「ふふふ、いただきます」









侑「美味いやろ？」









治「そら俺がいれたんやから美味くないわけないやろ」









「ふふ、美味いで」









治「おん、よかったわ」









ぽかぽかと心身があったまってく









あ、携帯






友達に連絡せんとなあ









「、、よっこいしょ〜」









治「なんや、どこ行くんや」









「いや、スマホどこかなあ思うて」









治「取ってやるから座っとって。鞄の中やろ？」









「お、おん。ありがとう」









治「他に必要なもんある？」









「ううん、大丈夫や」









侑「今日おかん帰って来おへんやったっけ？」









「せや、今日もおばさんとこ手伝行く言うとったわ」









侑「今日の晩飯も治のおむすびやな〜」









「せやなあ、焼きたらこがええなあ」

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