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JN「……」

「ソクジンさん…?」





私の髪をどかしてじっと一点を見つめるソクジンさん。

そっと耳の下の噛み跡をなぞった。





JN「血出てかさぶたになってる」

「あ……結構強く噛まれたから…」

JN「だろうね」





そこに顔を埋めてぺろっと舐める。

ちゅっちゅと何度もキスをしてたまに甘噛み。

いつまで経っても離れないソクジンさんに「あ、あの…」と声をかけると「ねえA」と顔を上げた。





JN「僕のここに噛み跡付けて」

「えっ、」

JN「そのかわり僕もAのここに噛み跡付けるから」





そう言ってソクジンさんが指さした場所は鎖骨の上らへんだった。





JN「ほんとはこの傷の上から噛んでやりたいけどさすがにそんなこと出来ないからここで我慢。おねがい、付けさせて」

「……、」





そう言って首に顔を近づけるソクジンさんを離した。

驚いたような顔をする彼に「…こっちを噛んでください、」と耳の下をさす。

さらに驚く彼に抱きついた。





「これほんとに嫌なんです…いつまで経ってもあの人の顔が消えなくて、思い出す度に怖くなって、…」

JN「…、」

「おねがいソクジンさん、痛くないから、こっちに付けて…」





ぎゅうっと抱きつく力を強くすると「…分かった」と傷跡にキスをしてそのままがぶりと噛み付いた。

…こんなの痛くないわけない。

それでも必死にしがみついて、ソクジンさんだけを痛みで感じた。

あの時とは全然違う。

どんなに痛くてもソクジンさんだから嬉しいの。





JN「…出来た」

「…っ、はぁ……、」





一気に力を抜いて、耳の下がドクドクと熱くなるのを感じた。

ソクジンさんは親指で私の涙を拭って「じゃあ次はAの番」と笑う。

いざやるとなると緊張してしまうけどここまできたらやらないと。

意を決してがぶりと噛み付いた。





JN「A遠慮しちゃダメだよ、もっと噛まないと」

「…、」

JN「…っ、そう、血が出るくらい…」





私の大好きなソクジンさん。

2人だけの跡。





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みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時

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