検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:148,214 hit

25. ページ25

.





JM「…だからお前!ヌナのことヌナっていうなっつってんだろ!?」

JK「親しみを込めてるんですよ!別にいいじゃないですか!」

JM「良くねーよ!!」





ジミンと言い争いながらジョングクくんは手錠に鍵をさした。

解放されてへなっと座り込みそうになる私の体を駆け寄ってきたソクジンさんが支える。

そのまま抱きしめ、泣く私の涙を拭った。





JN「ごめん、ごめんA、もっと早く来れなくてごめん、怖い思いさせてごめん…」

「っ、ふ、ぇ………」

JN「ごめんね…」





ぎゅうっと痛いくらいに抱きしめて私の頭を自身の胸に押し付けた。

止まらない涙はソクジンさんの服を濡らしていく。

背中に手を回すと抱きしめる力がさらに強くなった。





JN「僕が無理矢理にでもAを引き止めておけばよかった…ほんとにごめん…」

「ちが……私、っ…わたしが…」

JN「違わないよ」





私の言葉を遮って言った。

その時パトカーのサイレンの音と共にお父さんが駆けつけてきて。

お父さんは私よりも号泣しながら私とソクジンさんをまるごと抱きしめた。





「A怪我はないか!?何もされてない!?お風呂入った!?お腹空いてない!?」

「お、お父さん…」

「ああああごめんよA!!Aにもしものことがあったらって考えたらお父さんもう…!」

「だ、大丈夫…あの、苦しいから…」





「迷惑かけてごめんね」と言うとまた号泣し始めた。





JM「父さん昨日からずっと泣いてたんだ」

「……、」

JM「…もっと早く来れなくてごめんねヌナ」

「…っ、ジミン……」





ソクジンさんの腕から私を引き抜いて優しく抱きしめたジミンにまた涙が零れてきた。

ほんとにいい弟を持ったなぁって。

ありがとうって抱きしめ返すとふわっと持ち上げられた。

「んふふ、もう絶対離さない!」って言いながらそのままくるくると回転する。

「離して!」と言う私の声も聞いていない。

ソクジンさんが「やー!」と言いながらジミンから私を奪い取った。





JN「もう絶対離さないってそれ僕のセリフだからね!?」

JM「早いもん勝ちですよ」

JN「違うわ!」





ふたりを見て、ああほんとに助かったんだって心の底から思うことが出来た。





.

26.→←24.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1842人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。