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どれだけ経ったか、日が傾いてきた頃に再びやってきた男に枷を外され外に連れ出された。
周りは廃墟ばかりで見たことがない場所。
「ここで待ってろ」と柱と手を手錠で繋げられて男はどこかに行ってしまった。
「……」
廃墟の中はあまりにも静かだった。
息をするのが怖くなってしまうくらいに音がなかった。
緊張でゴクリと息を飲んだ時、後ろから口を塞がれ「ヌナ、静かにして」と囁かれた。
「っひ…!?」
JK「大丈夫、ジョングクですよ」
「…っ、じょ、ジョングクくん……!?」
JK「ビックリしました?」
「心臓止まるかと思った…え、てかなんでここに…!」
にこっと笑ったジョングクくんは私の質問には答えず、着ていたジャンバーを脱いで私にかけた。
それから手錠を見て、その可愛い顔からは想像出来ないくらいの大きな舌打ちをする。
「んだよこれ…」と呟いて「待ってて」とどこかへ走り出した。
それからしばらくして、近くでいろんな人の声とガシャン!という音が聞こえてきた。
しかもそれはだんだんと近づいてきてて。
あの男が仲間でも連れてきたのかもしれない、と恐怖に震える。
「…っ、……」
「おいテメェら!こいつがどうなってもいいって言うのかよ!?」
「あっ…!?」
男が戻ってきた。
私の首に手をかけて誰かに向かって叫ぶ。
目を開けると、数メートル先にはずっと会いたかったソクジンさん、そしてジミンとユンギがいた。
「ソクジンさんっ…!」
殺されるかもしれないこの状況でなぜか涙が溢れた。
殺されるのが怖くて、とかそんなんじゃなくて、彼が目の前にいることにどうしようもなく安心して。
JYG「Aに触んなっつってんだろ!!」
「じゃあ早く金持ってこいよ!」
YG「テメェに用意する金なんて1円もねーわ!!大人しく牢屋で寝てろ!!」
ユンギが怒鳴りながら中指をたてた。
ソクジンさんは真顔でスタスタと近づいてくる。
「近づくな!!」と叫ぶ男の手にぐっと力が入った時、ジミンが飛び出してきた。
それは私の背後からジョングクくんが飛び出してくるのとほぼ同時で。
男は脛と脇腹、ジミンとジョングクくんに蹴りを入れられた。
「っぐ…!!」
JM「テメェの汚ぇ手でヌナに触ってんじゃねーよバーーカ!!もし跡が付いたら死んで償え!!!」
JK「ヌナ大丈夫でしたか?来るの遅くなってすみません!」
男は気を失って倒れた。
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みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時