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22. ページ22

Min YoonGi side





JN「ユンギ、A知らない?」

YG「え、知りませんけど…なんかあったんすか?」





パーティーもだいぶ賑わってきたところ。

ジンさんが焦った様子で俺にAはどこだと聞いてきた。

俺も周りを見渡すけど人が多すぎてAを見つけることなんて出来ない。





JN「水取りに行ったまま帰ってこないんだ」

YG「あ、じゃあウェイトレスにも聞いてみます」

JN「うん、よろしく」





Aまた迷子かな、そう思いながらいろんなウェイトレスに声をかける。

ある1人のウェイトレスがAに水とアルコールの強いお酒を渡したと言った。





YG「酒って…あいつ弱いのになんでそんなの」

「ご婚約者に渡すためって言ってましたよ。自分に合わせてお酒飲んでないからって」

YG「…分かった、ありがとう」





そのあともいろんなウェイトレスに声をかけたらふたりの男と外に出て行ったのを見た奴がいた。

それをジンさんに報告。

外に出て無駄に広い庭中を探し回った。

だけどどこにもAの姿はなくて。

もう行き慣れた俺の家でAが迷子になるなんてことあるわけない。





YG「なんで居ないんだよ…」

JN「A…」





その時、ジンさんのスマホに電話がかかってきた。

非通知。相手はわからない。

スピーカーのボタンを押した。「…もしもし」というジンさんの声はどこか強ばっていた。





『キムソクジンさんですか』

JN「…そうですけど」

『ああ、それはよかった。今僕のとこにあなたの可愛い婚約者がいるんです。声聞きます?』

JN「は?なんだよそれ…」

『やめっ…離してっ…!痛い!』

JN「は、A…!?」





ジンさんの怒鳴り声が庭に響いた。

なんだよこれ、信じられない。信じたくない。嘘だろ?なにこれ、Aが連れ去られたってこと?本気で言ってんの?





『そくじ、さ…っ、ごめんなさい、わたし…!きゃっ!』

『可愛い婚約者に傷を付けられたくなけりゃ明日の18時までに1億用意しろ。無理とは言わせない。なんせこの女はパク財閥の娘な上にキム財閥ともミン財閥とも関わりが深いんだろ?楽勝だよな』

YG「お前…!」

『分かってるだろうが警察に通報したらこいつは殺す』

JN「……っ、」

『次会う時は死体でした、なんてのは嫌だろ』

JN「ふざけんな!Aに触んじゃねぇ!」

『じゃあ早く金を用意しろ』





ブツっと電話を切られ、ツーツーという無機質な音だけが響いた。






.

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みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時

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