検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:148,210 hit

21. ページ21

.





JK「ヒョン、ほんとにAさん外に出ていったの?」

TH「あの後ろ姿は間違いないと思うんだけど…」

「っ、」





不意にジョングクくんとテヒョンくんの声が聞こえてきた。

助けを呼ぼうとしたけど口を塞がれてしまって。

「静かにしないと酷いめに合うよ?」と首に手をかけて脅される。


…もうやだ、怖いよ。誰か助けて。





JK「いないじゃん。せっかく話せると思ったのに」

TH「なにをそんなに話したいんだよ」

JK「んー?まぁジニヒョンとやった時どうだったーとか?」

TH「プライバシーも欠けらも無いなほんと…」





ふたりはそのまま中に戻ってしまった。

首にかける手を離して「へえ、Aさんの彼氏ってジンっていうんだ」とニヤつく。

ツーっと顎の下をなぞって口角を上げた。





「俺らが噛み付いたらジンさんは怒るかな?」

「や…、…っひ……」

「やってみよっか」

「やめ……やぁ…!」





近づいてくる男の顔から逃げようとしたけど後ろは木。

もう1人に押さえつけられて逃げれない。

叫ぼうとしても口を塞がれて身動きひとつできなかった。





「いっ……あ……!」





がぶりと耳の下に噛み付かれた。

噛み切るんじゃないかってくらいに力強く噛まれて、そこからじわじわと体が熱くなっていく。

痛い。離して。触んないでよ。





「も……や……痛い、…!」

「あ、血出ちゃった」

「まいいんじゃね。髪で隠せばいけるっしょ」





適当にぱぱっと髪を直して噛み跡を隠す。

パタっと涙がこぼれ落ちた。





「ちょちょっ、泣かないで?俺まで悲しくなっちゃう」

「はは、思ってねーくせに」

「やだ……そくじ、さっ…ぁ…」

「あはは、彼氏今頃何してるんだろうね」





からかうように笑って私の腕を引いた。

「そろそろ別の場所に移動しようか」と茂みを抜け出し門の近くまで引っ張られる。

そこには黒い車が止まっていて、理解するより先に車の中に押し込められた。





「うそっ…や、やだ!!離して!」

「頼まれたとおりにしましたよ。これでいいんですよね?」

「おう」

「ちゃんと報酬貰えるんすよね?」

「当たり前だろ」





中にいた黒マスクの男。

そいつがにやりと目元を歪ませたのと同時に、私は誘拐されているのだと気がついた。





.

22.→←20.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1842人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。