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JN「ね、ちゅーしていい?」
「へっ、」
JN「いい?」
顔を覗き込むようにそう言って、私の返事を聞く前に自身の唇を押し付けた。
後頭部を掴み後ろの扉に私を押さえつける。
口を無理矢理こじ開けられ、その時にできた隙間から漏れるソクジンさんの吐息に体がゾクッとした。
荒々しすぎるという訳ではない。
むしろパーティードレスや化粧を崩さないようにと優しくしてくれている。
だけどたまに見える、彼の欲情した目。
視線が交わる度に私の心臓は破裂しそうだった。
JN「ほら…ちゃんと立たないと。ドレスにシワがつくだろ、」
「や……だって…」
首にふっと息をかけられて身をよじらせる。
「無防備なAの為の男避け」と言って髪を軽くどかし、首と肩の中間あたりにキスをした。
キスマーク?と思って横を見ると案の定ほんのり赤くなっていて。
でもこの前よりちょっとだけ薄い。
JN「一応色んなとこのお偉いさんも来るらしいし、このくらいかな」
「え、お、お偉いさんがくるならつけない方が…」
JN「いーやーだ。それでもしAが襲われでもしたらどうするの?御曹司だろうがなんだろうがそいつ殺しちゃうよ僕」
「こ、殺す…」
JN「社会的にってことね」
笑って付け足すけどそれもそれで怖い。
JN「あ、ごめんグロス取れちゃってる…もう一回付けてもらいに行こっか」
「あ…それならさっきメイドさんが持っておくといいって渡してくれたんで、大丈夫ですよ」
JN「…え、マジで?」
グロスを取り出して見せると「メイドさんよく分かってる〜…」と苦笑いで言った。
首を傾げる私に「なんでもないよ」と言って私の手からグロスを奪う。
丁寧に塗ってくれてすっかり元に戻った。
JN「うん、バッチリ!」
「ありがとうございます」
グロスを受け取ってクラッチバックにしまった。
そっと肩を撫で、期待とほんの少しの緊張を抱きながらふふふと笑った。
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みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です(2回目)キュンキュンしちゃいます;_; (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…!!!笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…!!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい!ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります! (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月23日 19時