14. ページ14
.
みんながいるであろうリビングに行こうと広い廊下を歩いていたら、ぐいっと腕をひかれた。
声を上げる前に口を塞がれる。
そのまま近くの部屋に引きずりこまれた。
「…っ、だ、誰！？」
JN「わ、い、いきなりごめん！」
振り返るとそこにはソクジンさんがいて。
ほっと胸を撫で下ろす。不審者とかだったらどうしようって思った。
「突然どうしたんですか？」と聞こうとする前に、彼は私の姿を見て「やば…Aめちゃくちゃ綺麗」って目を輝かせた。
突然のド直球に赤面で固まる私。
JN「どうしよう、そんな姿見せたら色んな男が寄ってくるんだけど」
「……や、寄ってきませんよ私なんかに、」
JN「よってくるの。男の僕には分かるの」
「……、」
JN「うわぁやだな、見せたくないな…」
オロオロとそういうソクジンさんだけど、そんなこと言ってる本人もめちゃくちゃカッコイイ。
いつもより高級そうな黒のスーツをびしっと着こなして、右側の髪を軽くかきあげて、それでいて謎の大人の色気をさらけ出している。
いつもカッコイイのに今日はその倍カッコイイ。
絶対色んなご令嬢に声をかけられる。
JN「…ん？あれ？A香水つけてる？」
「…えっ、」
私を抱きしめようとしたソクジンさんにそう言われてぎくっと固まった。
私の髪をどかし、うなじに顔を近づけてすんっと匂いをかぐ。
「……もしかして僕のと同じやつ？」と聞かれてさらに体が固まった。
……やっぱり直ぐにバレた。
ぎゅっと目をつぶる。
引かれたらどうしよう、なんでマネしてんだよとか思われたらどうしよう…
「…あの……」
JN「……」
「………え、と…、」
JN「…A、どうせまたロクでもないこと考えてるでしょ」
「…え？」
JN「引かれたらどうしようーとか思ってなかった？」
「……思っ、てました…」
JN「やっぱり…そういう考えダメだって。ネガティブは改善しようって何回も言ってるでしょ」
「ぅ…」
いつもみたいにほっぺをぐにーっと掴むのかと思えば、「化粧取れちゃうから」って今日はデコピンをされた。
そういう気遣いがソクジンさんらしい。
JN「分かる？好きな子に真似されて嫌なわけないでしょ。しかも香水だとなんか僕のものって感じで優越感があるでしょ」
「……ソクジンさんのもの、」
JN「そ。僕のもの」
ぎゅーっと苦しいくらいに抱きしめられた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1842人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんしう(プロフ) - ろーらん?さん» 清潔感のあるえろwwwwww 普通に笑いました、ありがとうございます笑 (2019年3月31日 7時) (
レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
ろーらん?(プロフ) - こんなに清潔感のあるエロ最高ですもう最高です（2回目）キュンキュンしちゃいます；＿； (2019年3月29日 22時) (レス) id: c96f5d7f61 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - まいまいまいさん» あ、あざっす…！！！笑 (2019年3月22日 13時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
まいまいまい - さ、最高っす…！！！ (2019年3月16日 11時) (レス) id: 39a7103bf5 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - Agust dさん» はい！ゆんちゃんとジンくんのSINが大好きです。笑更新頑張ります！ (2019年3月13日 11時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みんしう
| 作成日時：2019年2月23日 19時
