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Kim TaeHyung side
ナムヒョンがジニヒョンの背中を押してお礼を言おう作戦が実行された。
あからさまに恥ずかしがって口元を覆い、ふいっと顔を逸らすヒョン。
バカなAさんはそれが情けなく緩んだ顔を隠す動作だとも気付かず、またなにか言われるんじゃないかとビクビクしていた。
頑張れヒョン!ありがとうって言ってあげて!
JN「……お、お茶、……悪くなかった」
「え…?」
JN「…お前みたいなやつにも出来ることあるんだな。以上、早く仕事戻れ」
……ち、違うーー!!!
なにその需要ないツンデレ!いやもはやツンデレですらないよね!結局ありがとう言ってないし!最悪じゃねーか!
隣のジミンの手がボキボキ言ってる。
ジニヒョンこれ死ぬんじゃねーの。
また泣いちゃうんじゃないかなと思ってAさんをみると、大きな目を輝かせ、顔を赤くしてふるふると震えていた。
…ん?
「っあ、ありがとうございます!え、えっと、嬉しいですっ!これからもお茶汲み頑張ります!失礼します!」
それだけいうと風のようにぴゅーっと出て行ってしまった。
「どういうこと…?」と間抜けな顔する俺と、「アレであんなに嬉しがるなんて…」と呆れるナムヒョン。ジミンも「はぁ…?」みたいな顔して固まっていた。
JN「……ご、ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」
JM「は?なんで…」
NJ「……」
TH「マジでさいってー」
JN「ご、ごめんって!すぐ戻るから!」
慌ててトイレに駆け込んだヒョンを見て大きなため息が出た。
.
.
TH「今日のヒョン分かりやすく仕事できる人間でしたね」
JN「あんな可愛いAの顔見せられたらそりゃ頑張れる気しかしないでしょ」
NJ「それで興奮もしてましたけどね」
JN「ちょっと黙って」
寝そう…って絶妙のタイミングでAさんが来て、「失礼いたします」って嬉しそうな顔でお茶出ししてくれるんだよ。
可愛いよね。もう俺の嫁にしたいわ。
JM「ヌナがほんとに貴方の婚約者で良いのか不安なんですけど…」
TH「俺もそう思うよ」
JN「おいクオズ」
仮にも御曹司の頭なのに叩かれた。
.
Aさんが待ってる秘書室の前でジニヒョンが大きく深呼吸。
面倒臭ぇと思いながらゆっくり扉を開ける。
デスクには長い睫毛を伏せてこくりこくりと居眠りする彼女。そして隣では「か、かわっ…」と本音がダダ漏れのヒョンが顔を赤くした。
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サラン(プロフ) - みんしうさん» じゃあ宣伝させて頂きます!! (2019年2月25日 7時) (レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 名無し54081号さん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ハヌルさん» 初めまして!続編作りました〜(*´∀`) ふっふ、激裏ではないですが微裏入れますよ!( 楽しみにしててください!笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - サランさん» 初めまして!せ、宣伝!?ありがとうございます嬉しいです!笑 全然大丈夫ですよ!私が語彙力の神だったらこの世界は神だらけです笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - くーさん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月15日 21時