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一瞬、何が起こったのかよく分からなかった。
JN「……これでもまだ本気だって伝わらない?」
「あ、…あ……」
魚みたいにパクパクと口を開け閉めする私の顔も真っ赤だけど、目の前にいるソクジンさんの顔も真っ赤だった。
なんなら顔や耳だけじゃなくて首まで真っ赤だった。
JN「好きじゃなきゃこんなこと絶対しない」
「……うそ…」
JN「…まだ分からないならもっとするよ」
「あ、ま、待っ…!」
また重なる私と彼の唇。
あまり慣れていない不器用な感じがソクジンさんらしくて、目の前にいるのは間違いなく私が大好きな彼なんだと実感した。
「っは…」
JN「…好きって伝わった?」
「っあ、や、つ、伝わりました……伝わりましたからっ…」
もうこれ以上くっつくと本当に死んじゃう。
ショート寸前の私のおでこに自分のおでこをコツンとくっ付けて「…嬉しい、」と呟いた。
なにこれ。本当に現実なのか分からない。夢なの?実は寝ぼけているんじゃないの?ああ、もう夢でもなんでもいい。本当に、本当に嬉しい。
JN「…今までごめん、」
「や、そんな…」
JN「……目合わせることもままならないくらいお前のこと好きだった。恥ずかしくて、本当に恥ずかしくて、思ってもないことばっかり口走ってた」
「……、」
JN「全部僕が悪いと思ってる。……思ってる、けど……さ、」
「? は、はい……」
JN「可愛すぎるお前も………僕は悪いと思う…」
「……、」
ただでさえ熱い顔がさらにぶわっと熱くなった。
なにそれ。本当になにそれ。ありえないよ。今までそんな風に思っていたからあんな態度だったの?
……分かるわけないよ。
JN「…それくらいお前のこと好きなんだよ」
「……、」
JN「お前…Aは、いつから僕のこと好きだったの」
「えっ、」
唐突な名前呼びと質問に口ごもると「言わないとキスするよ」とほっぺを摘まれた。
「う…」と一瞬の躊躇をする。
ソクジンさんからのキスは嬉しいしされてもいいんだけど、今は無理だ。さっきまで離れようとしてたのが嘘みたいに急接近しすぎて本気で心臓が止まる。
「……ひ、一目惚れです、」
JN「…は?」
「…テヒョンくんやナムジュンさんに向けた綺麗な笑顔に惹かれました、」
JN「えっなに綺麗な笑顔って…」
「それで…あの、優しいとことかも知って…ますます……」
JN「……、」
む、無理…この空気耐えられない…
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サラン(プロフ) - みんしうさん» じゃあ宣伝させて頂きます!! (2019年2月25日 7時) (レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 名無し54081号さん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ハヌルさん» 初めまして!続編作りました〜(*´∀`) ふっふ、激裏ではないですが微裏入れますよ!( 楽しみにしててください!笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - サランさん» 初めまして!せ、宣伝!?ありがとうございます嬉しいです!笑 全然大丈夫ですよ!私が語彙力の神だったらこの世界は神だらけです笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - くーさん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月15日 21時