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JN「…お前結局ユンギのところ行くの?」

「…え?」





先に声を掛けたのはソクジンさんだった。

こちらを見ずに聞く。


ユンギのところには行きません。


それだけを伝えればよかったものの、バカな私は余計なことを聞いた。





「ソクジンさんはどうして欲しいですか…?」

JN「はあ…?」





心底訳がわからないという顔で私を見た。


今、私は私の都合でソクジンさんと結婚しようとしている。

家のこととかソクジンさんのこととか全部まとめて考えてもいい判断ではないけど、それでも彼から離れたくない。


…だから彼から私を離してもらおう。

それなら諦められる気がする。





「…ソクジンさん、」

JN「なんで僕に聞くの。決断するのはお前だろ」

「でも、私はソクジンさんの意見を聞きたいから…」

JN「……っ、知らないよそんなの…幼馴染か許嫁か知らないけど勝手にどこにでも行けばいいんじゃない?僕のこと嫌いなくせにそんなこと聞くなよ」





今まで聞いた中で1番低い声に体が震えた。


私がソクジンさんを嫌い?そんな訳ない。

私には冷たいかもしれないけど、酷い時もあるけど、本当は優しい人だって知ってるから。デートの時も私にはもったいないくらい優しくしてくれたから。





「…嫌いなんかじゃないです。ソクジンさんのこと嫌いなんかじゃ…」

JN「嘘つくな。ほんとは全部嫌だったんだろ」

「そんな…嫌なんかじゃ…」

JN「……こんな罵声しか浴びせない人間と結婚なんてしたくなかったんだろ!?はっきり言えよ!!」





突然声を荒げた彼にびくりと体が強張る。

怖いけど、すごく怖いけど、ここで逃げてしまったらダメだ。

せめて気持ちを伝えてから諦めないとダメなんだ。





「違います!私はソクジンさんのことがっ…!」

JN「うるさい!さっさとユンギのところに行けよ!!僕のとこに来んなよ!!」





大きな声で怒鳴った。

いつも感じる大きな背中はどこにもなくて、震えるのは小さくて頼りない背中だった。






JN「お前わかんないわけ…?僕あんだけお前に酷いことしたんだよ」

「……、」

JN「…お前が嫌いってことだよ!!大嫌いだ!!早く行けよ!!」

「ソクジンさ…っ」





でも、でも……





「じゃあどうしてあなたは泣いてるんですか…!?」





そんなことされちゃ、諦めきれないじゃない。





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サラン(プロフ) - みんしうさん» じゃあ宣伝させて頂きます!! (2019年2月25日 7時) (レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 名無し54081号さん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ハヌルさん» 初めまして!続編作りました〜(*´∀`) ふっふ、激裏ではないですが微裏入れますよ!( 楽しみにしててください!笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - サランさん» 初めまして!せ、宣伝!?ありがとうございます嬉しいです!笑 全然大丈夫ですよ!私が語彙力の神だったらこの世界は神だらけです笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - くーさん» 遅くなってすみません!お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんしう | 作成日時:2019年2月15日 21時

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