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「わあ…」
最近できたというショッピングモールにやってきた。
見たい映画があると言って映画館へ歩いていく。
今日は平日なのにどうして人が多いんだろうとか思ったけど、そういえば今は夏休みの時期。だからやたらと学生っぽい子がいるんだ。
「あっ、私チケットと飲み物買ってきます！ソクジンさんはここで…」
JN「別にいい」
「え、で、でも…」
JN「いいからはぐれんなよ」
私の手を掴んで自分のシャツを握らせた。
ぶわぁっと赤くなる顔を必死に隠してぎゅっと彼のシャツを握る。
どうしてこんなに優しいの。どうしてこんなにカッコいいの。嫌われてるはずなのに、どうしてドキドキしちゃうの。
結局チケットも飲み物も全部ソクジンさんが払ってくれて、私は何もできないままいつのまにか指定席に座っていた。
肘掛には彼のがっしりした腕。
私にはないそれにドキドキする。
「……、」
JN「ねぇ」
「っひ、は、はい！」
JN「……いや、そんなに怖がんないでよ」
「ご、ごめんなさい！」
JN「だから…」
ソクジンさんの話もろくに聞かずビクビクと震える私を見て彼は呆れてため息をついた。
うぅぅ…申し訳ない…せっかくデートに誘っていただいたのにこんなに楽しくないんじゃさらに失望させちゃう…！それはやだよ…！
JN「…だから……わ、……わる…かっ、た…」
「………え、？」
JN「……、」
「え、ソ、ソクジ……」
突然の言葉に数秒時が止まった気がした。
同時にぶぅん…と館内が暗くなって。声をかけようと思ったけどその前に映画が始まってしまって、結局聞けずじまいだった。
……今の、気のせいじゃないよね？
もしかしたら彼は…と調子のいい妄想にドッドッと心臓の音が加速した。
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「……、」
JN「っ、っ……っふ、」
「私ホラー映画だなんて聞いてないですっ…」
2時間の上映が終わって会場から出ると、堪えきれないというようにソクジンさんが笑い始めた。
「なんで言ってくれなかったんですか…！？」と半泣きで訴えるけど本人はこれっぽっちも聞いちゃいない。
どうして朝からあんな怖いものを…
JN「あははっ…」
「わ、笑いすぎです…！」
でも、初めて私に向けてくれた笑顔。
昨日までなら絶対ありえないことだった。
何が彼をそうさせたのか全く分からないけど、この幸せな時間が続いて欲しい。
心からそう思った。
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ｻﾗﾝ(プロフ) - みんしうさん» じゃあ宣伝させて頂きます!! (2019年2月25日 7時) (
レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 名無し54081号さん» 遅くなってすみません！お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ハヌルさん» 初めまして！続編作りました〜(*´∀｀) ふっふ、激裏ではないですが微裏入れますよ！( 楽しみにしててください！笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ｻﾗﾝさん» 初めまして！せ、宣伝！？ありがとうございます嬉しいです！笑 全然大丈夫ですよ！私が語彙力の神だったらこの世界は神だらけです笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - くーさん» 遅くなってすみません！お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんしう
| 作成日時：2019年2月15日 21時
