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今時政略結婚とか、ほんと古い。
でも、それでも。
親に決められた相手を本気で好きになってしまったら、本気で愛してしまったら、
どうしようか。
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ふっと目が覚め1番に飛び込んでくる見慣れない天井。
見慣れない家具、見慣れない部屋。
ああそうだ、私こっちに住み始めたんだ…
なんだか懐かしい幸せな夢を見ていた気がしたのに、一気に現実に引き戻された。
もう一度寝る気にはなれなくて仕方なく起き上がり、シルク素材の寝巻きからデスクの上に丁寧に用意された高級そうな私服に着替える。
「はあ……」
憂鬱すぎてため息しか出ない。
また今日も彼に迷惑をかけてしまう。
また今日も彼の機嫌を損ねてしまう。
そう思うとため息だけではなく涙さえも出てきそうだった。
「…おはようございます」
「おはようございますお嬢様」
部屋から出ると既にきちんとした制服で立っているお手伝いさんがいて、「お嬢様なんてやめてください」っていうけど多分無理だと思う。
ものすごく広い廊下を1人寂しく歩いていれば、曲がり角でぶつかる肩。
咄嗟に顔を上げる。
サァーっと血の気が引いた気がした。
JN「……いッた」
私を睨む彼、ソクジンさんがいた。
朝イチのとてつもなく低い声は、私の体の芯まで響いてきて怖くて思わず下を向く。
当然飛んでくるのは舌打ちで、またびくりと体が震えた。
JN「…お前、ぶつかっといて謝罪もないわけ？」
「あ……ご、ごめんなさ…」
JN「もういいから。うざったらしいし邪魔。どいて」
「っ…」
言われた通りにさっと端にどく。
居候の分際でなにしてるんだろう、私。
またソクジンさんを不快にさせちゃった。
また怒らせちゃった。
歩いていくソクジンさんの大きな背中をしばらく見つめ、ぐっと唇を噛んで私もその場を後にした。
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ｻﾗﾝ(プロフ) - みんしうさん» じゃあ宣伝させて頂きます!! (2019年2月25日 7時) (
レス) id: 0b6d5118e4 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 名無し54081号さん» 遅くなってすみません！お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ハヌルさん» 初めまして！続編作りました〜(*´∀｀) ふっふ、激裏ではないですが微裏入れますよ！( 楽しみにしててください！笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - ｻﾗﾝさん» 初めまして！せ、宣伝！？ありがとうございます嬉しいです！笑 全然大丈夫ですよ！私が語彙力の神だったらこの世界は神だらけです笑 (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - くーさん» 遅くなってすみません！お暇な時にぜひ読んでみてください (2019年2月23日 19時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんしう
| 作成日時：2019年2月15日 21時
