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JK「はいここ俺の秘密基地!」
「ガキかよ…」
そう言って連れてこられたのは屋上だった。
立ち入り禁止のはずなのにどういうわけか鍵が壊れて入れるようになっている。
まさかグクが壊したのか…という目を向ければ「なに考えてるか分かんないけど多分違いますからね」と言われた。
JK「めっちゃいい天気〜」
「ほんとだね〜…」
ムカつくほど雲がない快晴の下で私とグクは伸びた。
グクはストンとコンクリートの床に座ってポンポンと隣を叩く。
大人しくそこに座って空を見上げた。
JK「先輩寝不足なんだ」
「うん」
JK「なんで?なんかあったんですか?」
「うん…まあ、色々」
JK「俺その色々が知りたいんですけど〜」
「だめ」
だんだんと瞼が落ちてきた。
「肩使っていいですよ」っていうからそれに甘えて頭を彼に預ける。
いつのまにか私は夢の中にいた。
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「……」
ぱちっと目が覚めた。
グクの肩で寝ていたはずなのにいつのまにか膝枕されてて、おまけにブレザーまで掛けてくれてる。
本人は長い睫毛を揺らしながらぐっすり寝ていて、本当にイケメンだなあと感心した。
「…グク〜」
JK「……、」
ほっぺを触ってみても起きない。
だらしなく開いた口を見てクスクス笑って写真に収めた。
が、そんな緩い時間も即消えた。
「ぐ、グク!!グク起きて!!」
JK「ん〜…うるさい……」
「ねえ起きてってば!やばい!もう放課後なんだけど!!」
JK「…………はぁ…?」
ただいまの時刻4時30分。
サランやジミンちゃん、先輩たちからのカトクの量がえぐい。
今朝のユンギオッパからのも合わせて軽く100件は超えている。
「ど、どうしよう…!私生徒会なのにサボっちゃった…!」
JK「大丈夫だって。どうにかなるよ」
「あんたも生徒会でしょ!?怒られるよ!」
どうしようと焦ると、「じゃあヒョンに協力してもらおうよ」と携帯を取り出した。
どこのヒョンか全然分からない私を置いて「あーもしもしヒョン?」と電話をかける。
会話が終わったのか「これでよし!」と全然分かっていない私ににっこりと笑いかけた。
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みんしう(プロフ) - PRINさん» 完全お先真っ暗なお話なんですねこのお話(*゚∀゚*)落ちが全く見えないww 亀更新頑張ります! (2019年3月30日 10時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
PRIN(プロフ) - 待ってください。お話の展開最高すぎてすき過ぎてやばいっす。私もこのゲーム欲しいですw。更新楽しみにしてます!!頑張ってください (2019年3月24日 15時) (レス) id: 05bfb87d4c (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - あやテテさん» 怖い不良のテテが書きたかったんです。笑 更新とろくてごめんなさい!m(_ _)m 追いかけて届ける了解です (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 花撫さん» 了解です(*゚∀゚*) (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - モモさん» 了解です! (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年1月13日 19時