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「…お邪魔します」
YG「なんでそんなに緊張してんの」
「な、なんとなく……」
元ユンギオッパの部屋らしいところに足を踏み入れる。
モノトーンのシンプルな家具ばかりで、高校生の頃から大人ぽかったのかなと部屋から滲み出るユンギオッパの雰囲気に少しだけ笑う。
「適当に腰掛けてて」と言われて特に何も考えずにベットに座った。
別にアハーンな雰囲気にはならないだろうし。
「オッパのベットふかふか…」
YG「昔からこのベットお気に入りだよな」
「そうかな?」
YG「多分だけど。なんかあんの?」
「んー……匂い、とか?オッパの匂いめっちゃ好き…」
クッションを抱きしめて顔を埋める。
めちゃくちゃいい匂い。
香水とかじゃなくて、どちらかというと柔軟剤とかシャンプーとかそんな感じ。
「変態みてぇ」とケラケラ笑われてハッとクッションから顔を離した。
な、何してるんだ…私完全に痴女じゃん!
かぁぁっと沸騰する顔を隠しながらどうにかこの場から逃げ出そうと「お風呂はいって来る!」と言って部屋を出て行った。
場所どこか分かんないけど。
取り敢えず一階をウロウロ彷徨いながらユンギオッパのお母さんらしき美人に挨拶してお風呂場を借りた。
「……あーー…」
今日は色々ありすぎた。
…そういえば王子様7人と出会ったはいいがこれからどうするんだろう。
誰かと恋に落ちる?いや無理。今のところ誰も恋愛対象じゃない。キムテヒョンとかキムテヒョンとかキムテヒョンとか例外すぎて吐きそう。
じゃあこのままよく分からない関係を続ける?いやいや。関係とかいう前にこの人たち人間じゃないよね。肌とか体温とか人っぽかったけど違うよね。
…てことは。私一体どうなるの?
一生この世界に閉じ込められたまま?
ていうかここどこ?韓国?いや韓国とかいう前にちゃんと地球?生きてる私?
「……やめよ、」
これ以上考えると頭がおかしくなりそうだったから考えることをやめた。
もう知らん。イケメンときゃっきゃうふふ出来るならなんでもいいや。
ぽちゃん…と湯船に浸かってパネルを広げてみた。
携帯が濡れなければパネルは濡れても壊れないらしい。便利だな、BTS。
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みんしう(プロフ) - PRINさん» 完全お先真っ暗なお話なんですねこのお話(*゚∀゚*)落ちが全く見えないww 亀更新頑張ります! (2019年3月30日 10時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
PRIN(プロフ) - 待ってください。お話の展開最高すぎてすき過ぎてやばいっす。私もこのゲーム欲しいですw。更新楽しみにしてます!!頑張ってください (2019年3月24日 15時) (レス) id: 05bfb87d4c (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - あやテテさん» 怖い不良のテテが書きたかったんです。笑 更新とろくてごめんなさい!m(_ _)m 追いかけて届ける了解です (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 花撫さん» 了解です(*゚∀゚*) (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - モモさん» 了解です! (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年1月13日 19時