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「ただいまサラン〜」
SR「……」
「…ちょっと、無視はやめてよ」
SR「ふん!会長とご飯食べた挙句私をぼっち弁当にしたAなんて嫌い!」
「ごめんって〜。ね?土曜日一緒にご飯食べに行こ?ケーキだけなら奢ってあげる」
SR「……やだ。デザート全部」
「うん。全部」
SR「………………許す」
「(ちょろ…)」
そんなちょろくて可愛いサランに抱きつけば「やめて!」と振り払われた。
ツンデレか、可愛いな。
ニマニマと嬉しさ楽しさを噛み締めながら教科書を出す。
隣の爆睡金髪野郎も気にならないくらい気分が良かった。
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「っお、重たい…」
生徒会だから。
そんな理不尽な理由で教室の隅に置いてあった何に使うのかよくわからない教材を職員室まで持ってくるように頼まれた。
なんで地球儀がこんなにあるんだろう、そんなことを思いながら大部分が禿げた地球儀3つを抱えて歩く。
うちのクラスから職員室までって異様に遠いのにこんなものを持たせて何往復もさせるってなに、新手のいじめなのこれ?
「……あ、」
TH「……」
「………」
TH「……」
丁度廊下を歩いていたキムテヒョンと目があった。
どうせ部活も入ってないだろうし帰る途中だから暇だろう。
こいつにも仁義ってものがあるんじゃないか、そう期待した地球儀を3つも抱えたいたいけな私だったが、あいつは無残にも私を見捨ててそのまま行ってしまった。
…くそ、あいつに期待した私がバカだった。
もう二度とあんなやつあてにしない。
クッ…と唇を噛み締めながらようやく職員室までたどり着いた。
先輩後輩からの痛い視線といったらありゃしない。
恥ずかしい思いに耐えながら足で扉を開けようとすると、ひょいっと2つ地球儀がなくなり視界がひらけた。
「……えっ?」
「こら。女の子がこんなにたくさん持って、ケガでもしたらどうするの」
「えっ、えっ……いや、えっと、」
「はい、これなら手で扉開けれるよね?」
見上げるとそこには……
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▷そこにはどんな人がいた?
▶見たことない制服を着た男の人
部活のジャージを着た男の人
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みんしう(プロフ) - PRINさん» 完全お先真っ暗なお話なんですねこのお話(*゚∀゚*)落ちが全く見えないww 亀更新頑張ります! (2019年3月30日 10時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
PRIN(プロフ) - 待ってください。お話の展開最高すぎてすき過ぎてやばいっす。私もこのゲーム欲しいですw。更新楽しみにしてます!!頑張ってください (2019年3月24日 15時) (レス) id: 05bfb87d4c (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - あやテテさん» 怖い不良のテテが書きたかったんです。笑 更新とろくてごめんなさい!m(_ _)m 追いかけて届ける了解です (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - 花撫さん» 了解です(*゚∀゚*) (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
みんしう(プロフ) - モモさん» 了解です! (2019年3月22日 14時) (レス) id: f1dc7e6a91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんしう | 作成日時:2019年1月13日 19時