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ハナ「これは…最悪とも言えるし、好都合とも言える…！」
良太郎「あのさ、ハナさん」
オーナーの話を聞き終えた2人は
まったく正反対の顔をしてAを見ていた。
良太郎「どうしても、Aを巻き込まなきゃいけないのかな」
ハナ「え…？」
良太郎「僕としてはAにはこんな痛い目にあって欲しくないし、辛い思いをなるべくさせたくない」
良太郎「これって、わがままかな…？」
良太郎としてはAのことを巻き込みたくない。
今回こんな目にあっているのだ。
ハナ「良太郎の気持ちはわかるけれど、もしAちゃんが守護者であり記憶の核なら…」
ハナ「そういう日が来るのは間違いないのよ」
良太郎も分かってはいた。
分かってはいたけれど─。
モモタロス「おい、良太郎」
戸惑う良太郎を見て今まで黙っていたモモタロスが口を挟んだ。
モモタロス「お前はなんでそんなにその女が大事なんだ？」
良太郎「なんでって…決まってる、大切な家族なんだ、もう大切なものや人を失いたくない」
モモタロス「ならよ、強くなるしかねぇだろ、強くなってその女にイマジンを近づけさせないようにすればいい」
良太郎「でも…僕に出来ると思う？」
モモタロス「あー…まぁ、今すぐはまだ無理かもしれねぇけどやって見なきゃわかんねぇ」
モモタロス「それ以前にそうしなきゃ駄目だろ、それがお前の仕事だからな」
珍しくモモタロスがまともなことを言った。
ハナ「バカモモにしては…いいこと言うじゃない」
やり取りを見ていたハナは感心した様子。
モモタロス「バカは余計だ！このハナクソ女」
ハナ「なんですって！！」
モモタロス「あ？やんのか？上等だぜコラ！！」
良太郎はモモタロスの言葉を受けて
またさらに考えた。
巻き込みたくない…でもそれは無理だ
Aはどう足掻いても巻き込まれてしまう。
傷つくことがあるかもしれない。
でもそうなる前に、自分が強くなって守ってあげれば………
良太郎「わかった、ありがとうモモタロス」
良太郎は覚悟を決め
ハナにポカスカ殴られていたモモタロスに笑いかけた。
良太郎「決めたよ、ちゃんと。」
ハナ「良太郎………別に急がなくてもいいんだよ？」
良太郎「急いでないよ、僕がそうしたいだけなんだ」
やるべきことを、やらなきゃいけない
できるできないじゃないんだ
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ちあ(プロフ) - 横峯俊さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - 初見です！こんなに電王の本編を丁寧になぞってある作品初めて見ました！シリーズ通して応援させていただきます！ (2019年12月8日 19時) (レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあ x他1人 | 作成日時：2019年10月19日 11時
