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良太郎「もしかして…Aも僕と同じ特異点ってやつで…それでこのパスを持っていたから狙われてた、とかないかな？」
タオルをしぼって
Aの額に置いた良太郎は
Aがイマジンにこれほどまで傷つけられた理由を考えるハナに自分の考えを話した。
ハナ「特異点だとしても、このパスに白い色のものが存在するなんて…」
「その可能性は大いにありますよ」
ハナが考えをめぐらせている中
デンライナーに男の人の声が響いた。
その声の主は…
良太郎「オーナー…」
ハナ「いつの間に…」
デンライナーのオーナー。
いつものようにナオミのチャーハンを食べながら
ゆっくりと話し出す。
オーナー「その白いパスは"守護者"と呼ばれる特殊な使命を課せられた人間のみが持つ、パス…。」
ハナ「"守護者"？」
オーナー「このデンライナーと電王を護る使命を課せられた人間のことです」
オーナー「つまり、良太郎君とこの車両を守る人間にこのA君が選ばれたというわけになりますね」
Aがいつの間にか持っていた
白いパスは"守護者"と呼ばれる特殊な使命を課せられた人間のみ与えられるパス。
"守護者"に選ばれた人間は文字通りこの時の列車デンライナーと時の運行を守る電王を護らなければならない─。
ハナ「その"守護者"って…電王に変身出来るんですか？」
オーナー「変身出来ないことはないでしょう。"守護者"は基本的には授けられた武器で電王と共に戦う役目があります。」
良太郎「簡単に言うと、僕とAが時の運行を守るためにイマジンを倒すってこと…？」
眠り続けるAを良太郎は心配そうにみていた。
自分だけならいいとして、Aまで戦わなくてはならないのか。
ハナ「そうなるね」
オーナー「記憶の核か特異点でない限り、守護者には選ばれませんからね」
ハナ「記憶の核…！？」
記憶の核、という単語を聞いた瞬間
Aの向かいに座ってたハナが勢いよく立ち上がった。
ハナの近くで突っ立ってた良太郎にハナの頭が直撃。
良太郎「いたっ……！」
ハナ「あ、ごめん」
オーナー「良太郎君、このA君と言ったでしょうか…この子は君の身内ですか？」
良太郎「いてて……は、はい…そうですけど…」
痛みに耐える良太郎が返事をすると
オーナーは意味ありげに少し笑った。
オーナー「これはこれは…運がいいですね…いや、最悪かもしれません」
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ちあ(プロフ) - 横峯俊さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - 初見です！こんなに電王の本編を丁寧になぞってある作品初めて見ました！シリーズ通して応援させていただきます！ (2019年12月8日 19時) (レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあ x他1人 | 作成日時：2019年10月19日 11時
