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死を覚悟してしまった良太郎。
もう駄目だと諦めかけた時
自分の中で"何か"が動き出そうとしていた。
その時を待っていたと、言わんばかりに─。
今まで一方的に殴られたり蹴られたりしていた良太郎だったが
いきなり殴りかかってきた不良を掴み
木の上に吹き飛ばした。
男「サトシ！？」
吹き飛ばれた男は木の上でぐったりしている。
突然のことに驚きを隠せない不良たち。
そんなの気にすることなく良太郎は着ていた上着とマフラーを外してぶん投げた。
髪の毛からはパチパチと雷が発生していた。
髪は逆立ち、赤いメッシュがあり
良太郎？「俺、参上！！」
普段の良太郎とはどこか違う低くて威圧的な声で喋り始めた。
顔を上げた良太郎の目は黒ではなく赤に変色し、穏やかな優しい顔つきはチンピラのような不良顔負けの表情へと驚きの変化を遂げている。
そんな良太郎の後を追って来たのか
少し離れた場所には
あの時電車のドアから話しかけてきた女性の姿が。
「やっぱり…！！」
良太郎？「こいつは俺の契約者だ、ここまでやられて黙ってるわけにはいかないな」
歩く雰囲気までもがガラリと変わった。
良太郎？「いいか？俺に前フリはない最初から最後まで徹底的にクライマックスだ覚悟を決めとけ」
普段の良太郎の口からは絶対でないような言葉が次々と出てくる。
拳を作って不良達を威圧。
男「うわぁああああああああぁぁ！！」
良太郎の突然の変化に驚くどころか
その威圧感、そして怖さに不良達は一気に怯えた様子になり
それに気がついた良太郎は不良に殴りかかろうとした。
良太郎？「行くぜ行くぜ行くぜ！！！」
コンクリートの置物を破壊したり
地面を破壊したり
人間離れした怪力を発揮。
それを目の当たりにした不良達は揃いも揃って腰を抜かす。
良太郎？「逃げんなよ…！今俺が考えた必殺技を見せてやる」
首をかしげながら
鉄の棒を手に取った。
良太郎？「はぁあぁああああああ！！！！」
良太郎？「必殺…俺の必殺技」
良太郎が不良に鉄の棒で殴りかかろうとした次の瞬間
その動きがぴたっと止まる。
『わぁあぁぁぁぁ！！待った！待った！！』
叫んで動きを止めたのは
突如体を何者かに乗っ取られた良太郎本人。
人を殴りかけた瞬間に自力で動きを食い止めた。
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ちあ(プロフ) - 横峯俊さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - 初見です！こんなに電王の本編を丁寧になぞってある作品初めて見ました！シリーズ通して応援させていただきます！ (2019年12月8日 19時) (レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあ x他1人 | 作成日時：2019年10月19日 11時
