君しか見えないよ (ページ4)

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TH｢ねえ今からスビンのとこ行くのー？｣

この男…いつまで着いてくるんだろう…

『違います。帰ります。さよなら』

TH｢えー。でも君、カバン持ってないじゃん｣

『今日はカバン置いて帰ろうかなって思ってたんです』

TH｢ふーん。じゃあさ、なんで今教室向かってるの？｣

あ、…間違えた。

この男に逃げるために歩いてたけど、
まさか教室に歩いてたなんて…

『…やっぱカバン持って帰ろうかな～って思って…』

もうカバン持ってそのまま逃げよう…

ｽﾋﾞﾝ｢ごめん！A！今終わっ……なんであんたがいるの｣

あー最悪なタイミング…

TH｢…スビン…俺たちまたやり直そうよ…｣

ｽﾋﾞﾝ｢もうあんたに飽きたって言ったじゃない。それにあんたと付き合ったのは顔が良かったから。それだけなの。だからもう私に関わらないで。さよなら

Aあんなやつほっといて帰ろ！｣

『…うん』

ｽﾋﾞﾝ｢ねえ、Aあいつに何もされてない？｣

『何もされてないよ』

ｽﾋﾞﾝ｢はぁ……Aこれからあいつに話しかけられても無視してね｣

『うん……ねえスビン…』

ｽﾋﾞﾝ｢ん？｣

『…いくらなんでも…あれは言い過ぎじゃない？』

ｽﾋﾞﾝ｢いいのよ。ほんとの事だし｣

『そっか…』

あの人…めちゃくちゃ悲しそうな顔してたけど大丈夫かな…

なんか…嫌な予感する…

『……わたし、用事思い出しちゃった…』

ｽﾋﾞﾝ｢…え？｣

『…ごめん！先帰ってて！！』

なんでだろ…めちゃくちゃ嫌な予感する…

私は急いで学校に向かった