番外編:いつかの世界 第三者side ページ14
「魔王と言っても色々いるから。ミリムとラミリスを簡単に比較は出来ないんだよ。」
Aの言葉に、ラミリスは目を輝かせながら同意し、リムルはそういうものなのか、と半ば流される形で納得した。
Aがラミリスと知り合いである理由にもなるので、そこまでの抵抗なく受け入れた。
話は流れに流れ。
リムルが子供たちにスライムである事を明かしたり。
エレメンタルコロッサスの説明をしたり。
そうして、今回の目的。
子供たちの為に上位精霊を呼びたいことを話した。
長い話の途中で眠ってしまった子供たちを起こさないように、しかし賑やかにラミリスとリムルの話は展開していく。
その話を、我関せずでクッキーを頬張りながら聞くA。
今のところ口出しする予定は無さそうである。
ラミリス「あ、そうだ。A！」
話に区切りがついてすぐ。
子供たちが起きるまでに話しておこうと、ラミリスはAに声をかけた。
「？なぁに？」
嵐牙をゆったりと撫でていたAは、唐突に話を振られたことに疑問に思いながらも応答する。
ラミリス「なぁに、じゃないわよ！どれだけ心配したと思ってるの！何も言わずにどっか行くなんて…」
腰に手を立て子供を叱るように言うラミリス。
その言葉に、Aは納得した。
「ごめんなさい。
…あまりにも楽しくて。報告をしに、1度帰れば良かったかな。」
流石に自分に非があるAは、見るからに申し訳なさそうな顔をする。
そうなるとラミリスは本気で怒れず、諦めて溜息をついた。
ラミリス「ハァー…
どこか体に異常はないの？」
「ないよ。大丈夫。」
相変わらず自分のことに無頓着なAに、更にラミリスは肩を落とした。
気を取り直して、本題。
ラミリス「あのね、A。ミリムが私にそこのリムルの事と一緒に貴女の事も話に来たの。っていうか、そっちが本題って感じで。
だから、多分ギィにも話してると思う。」
その言葉に、Aは目に見えて眉を顰めた。
聞きなれない名前に、リムルが話に入ろうとする。
…が、それより先にAが言葉を発した。
「……怒ってた？」
首を傾げ、ラミリスを上目遣いで見ながら、不安そうに手を胸の前で併せる。
そんなAを励ますように、ラミリスは明るく声をかけた。
しかし、その声は真剣だ。
ラミリス「まぁ、今まで黙ってたんだから言うほど怒ってはないと思うけど…
でも、そろそろ帰りなさい。いい機会でしょ。」
そうして、Aは決断する＿＿
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ふゆねこ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます🙂早く3期来て欲しいな笑 (9月4日 0時) (
レス) id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
メア様推しの人 - 一日で全部読めなかった〜 (2023年5月7日 9時) (レス) id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きを楽しみにしてます (2023年4月12日 20時) (レス) @page18 id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます！アニメが待ち遠しいですね〜(それまで多分、更新できない…) (2023年3月13日 21時) (レス) id: c8f81ce0da (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月12日 22時) (レス) @page18 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮 | 作成日時：2023年1月25日 22時
