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第6話 ページ7

____もうすぐ--さんの命日です___


その文書が届いたのは


彼の命日の一週間前



A)行かなきゃ



彼の命日の日には必ず休暇をとって行っていた



彼を忘れたくなくて


彼を好きでいたくて


彼女じゃないのに…



___一週間後___



A)よし、行こう



忘れ物の確認をして家を出る




いつもよりも足取りが軽いような気がする



すると見慣れた顔が視界に入る



いつもの、BARの帽子の人だった



A)あっ、


気づいたら声が出ていて





日)…あ



彼も同じ言葉を発する


A)どうも、



そう言ってお辞儀をしその場を立ち去ろうとしたその時、その人は私の腕を掴んだ



日)ちょっと、付き合って、



そして近くの喫茶店に入った



日)あと1時間くらい暇でさ、ごめん、呼び止めたりして、あ、なんか用事だった?彼氏とデート、とか?



席につくやいなや彼は話し出す
ちゃんと正面から見た彼の顔


端正で目がしっかりしていてどこかで見た…ような…??


A)大丈夫です、彼氏なんかいません、今日は、その、好きな人の命日で…


なぜ私は言ってしまったのだろう。初めて話す人に話すことではないと認識していたはずなのに


日)そうなんだ、それは辛かったね、




彼は真っ直ぐ私を見て言う



あなたに何がわかるの



そう思ったけど言わなかった




ただの他人なんだもの



A)じゃ、そろそろ、

日)あ、うん、ねぇ今日夜会いたい




急にそんなことを言われても…


普通ならOKするのだろう、



A)…たまたま会ったらいいですね



そう言って喫茶店を出た




コツコツとヒールの音を奏でながら

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作品ジャンル:恋愛
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MiSuMi(プロフ) - sunny Juliさん» ありがとうございます!遅れていてすみません… (2018年8月27日 19時) (レス) id: e275e6e2b5 (このIDを非表示/違反報告)
sunny Juli(プロフ) - 更新頑張ってください! (2018年8月26日 21時) (レス) id: c72d49706b (このIDを非表示/違反報告)
希美(プロフ) - さゆさん» 了解でふ (2018年7月22日 0時) (レス) id: 187a4de90d (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 是非ともいれてくれてください。お願いします! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
希美(プロフ) - さゆさん» おお、ありがとうございます(泣)貴重なご意見!ぜひ入れさせて貰おうかな… (2018年7月21日 9時) (レス) id: 187a4de90d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MiSuMi | 作成日時:2018年7月19日 0時

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